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“AOR vs フュージョン”十番勝負の結末は? 『ディスク・コレクション AOR』出版記念イベントをレポート

2014/04/08 16:46掲載
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“AOR vs フュージョン”十番勝負の結末は? 『ディスク・コレクション AOR』出版記念イベントをレポート
 さる4月5日(土)、東京「BIBLIOPHILIC&bookunion新宿」を会場に、“AORマスター”こと中田利樹によるディスク・コレクション本『ディスク・コレクション AOR』発売を記念したトーク・イベント〈AOR vs フュージョン 名曲 / 裏名曲 対決十番勝負!〉が開催。

 当日は、同じくシリーズ本『ディスク・コレクション フュージョン』の監修をつとめた熊谷美広を招き、10の対決テーマに沿って“AOR”と“フュージョン”からそれぞれ選曲。うんちくと共に名曲を存分に楽しむ、濃いイベントとなりました!


ピアノがイカす曲

【AOR】
「Glamour Profession」from『Gaucho』Steely Dan
中田 「私の考える究極の「AOR」の中で第一位に挙げるのがこの曲。キーボードワークが一番カッコいいので選んだんですけど、私はAORにおいてはコードで入ってしまうんです。友人のミュージシャンでアレンジャー系の方もこの曲をAORのベストに挙げていて、同じような聴き方をされるんだなと思いました。ピアノがロブ・マウンジー、こういう使い方が僕の理想のAORですね」

【フュージョン】
「The Mad Hatter Rhapsody」from『The Mad Hatter』Chick Corea
熊谷 「フュージョンというのは楽器がカッコいいのは当たり前なので、今日は『自分用にいいソロを取っておけばいいものを他の人の作品に参加したら名演を残してしまった』というのを持って来ました(笑)。逆に言うと、主役のプレイヤーよりも脇役が目立ってしまった曲ということで。まずはハービー・ハンコックがゲスト参加したチック・コリアの〈The Mad Hatter Rhapsody〉という曲でのプレイ。ここではチックはシンセを、ハービーはエレピを弾いていて、チックの曲なのに、ハービーのロング・ソロがフィーチャーされてます。曲自体はどう聴いてもチックの曲なんですけど、そこでソロを取っているのはハービーだ(笑)という。アルバムの最大の聴きどころでもあります」

ギターがイカす曲

【AOR】
「Appaloosa」from 『Brother To Brother』Gino Vannelli
中田 「私にとってのAORとは、スタジオ・ミュージシャンが作ったクォリティの高いポップス、有能なプロデューサーの業とか。だから、ギター・ソロを考えて作るというのもポイントで、この曲のギタリストはカルロス・リオスというんですけど、多分この複雑な構成の曲を家に持って帰って宿題のようにソロを考えたんじゃないかと(笑)。そういう構築美が好きです。実は彼の初レコーディング作だったとか」

【フュージョン】
「What's Going On」from『Funk In A Mason Jar』Harvey Mason
熊谷 「ギターはフュージョンの花形楽器というところもありますので、元祖のひとりでもあるジョージ・ベンソン大先生のプレイを持って来ました。当時ベンソン・バンドのドラマーだったハービー・メイソンのアルバムで、ベンソン・バンドがそのままレコーディングに参加してるんです。このマーヴィン・ゲイの超名曲〈ホワッツ・ゴーイング・オン〉では、自分のソロ・アルバムよりも長く、ものすごく濃いソロを好きなだけ弾きまくって、最後はフェイドアウト(笑)。さらにオクターヴ奏法に、もう1音プラスするという神業です」

ベースがイカす曲

【AOR】
「99」from『Hydra』TOTO
中田 「お馴染みの曲ですが、やはりデヴィッド・ハンゲイトが弾いてこそTOTOじゃないかと。このベースを選んだのはやはりタイトでファンキーなところです。マイク・ポーカロもいいんですけど……、あと、リー・スクラーもTOTOをサポートしていたときウネリがあってもよかったんですけど。この夏のツアーからTOTOにハンゲイトは復帰するので、楽しみです。好きなベーシストは?って聞かれると、間違いなくデヴィッド・ハンゲイトと答えます。他にもマーカス・ミラーとか素晴らしいプレイヤーはいますけど、AOR的には出過ぎないけど締めるところは締めるというのがツボです」

【フュージョン】
「Dance With Me」from『Finger Paintings』Earl Klugh
熊谷 「フュージョンのベースはいろいろいますが、たったワン・フレーズだけがカッコいい曲を。ルイス・ジョンソン、かのブラザース・ジョンソンの片割れですが、アール・クルーが取り上げたオーリアンズの〈ダンス・ウィズ・ミー〉のサビの後半の一小節での彼のスラッピング(チョッパー)のプレイ。このおかげで曲がピシッと締まってるんです。ルイスは“スラッピングは俺が元祖だ”って言ってるみたいです、一般的にはラリー・グラハムが始めたって言われてますが(笑)」

ドラムスがイカす曲

【AOR】
「On The Boulevard」from『Mecca For Moderns』The Manhattan Transfer
中田 「ドラムスはやはりスティーヴ・ガッドですね。ジェイ・グレイドンがプロデュースしたこのマンハッタン・トランスファーの『Mecca For Moderns』と、アル・ジャロウの81年の『Breakin' Away』に入っているトラックの何曲かはガッドのベスト演奏じゃないかと思います。AORっぽいということでいえばスティーリー・ダン『Aja』でのソロ・プレイもあるんですけど、今回持ってきたこの〈On The Boulevard〉の締まる感じを聴いていただきたいですね。やっぱりAORは“キメ”だというのがわかります。スネアの音とかノリの良さも完璧だなと。これはライナーノーツにも書いたんですけれど、アル・ジャロウのアルバムでチック・コリアの〈スペイン〉を取り上げたとき、最初のメンバーがチック・コリア本人、スタンリー・クラークのベースに、スティーヴ・ガッドのドラムで録ったのが、どうもジェイ・グレイドンは気に入らなかったらしく、チック・コリアとスタンリー・クラークをクビにして、別のメンバーで録ったそうなんです。そんなことができるのはジェイならではなんでしょうが、それでもガッドは残したということで。緻密に構築するAORならではなんでしょうけど、フュージョンも確かにスタジオ・ミュージシャンで凄腕の人がいいアルバムを作るというところは接点があるんですけど、ライヴにおける違いというのはありますね。AORではレコーディング・メンバーがそのままライヴに参加というのはなかなか難しいですから」

【フュージョン】
「Rocks」from『The Brecker Brothers』The Brecker Brothers
熊谷 「意外と知られてないんですが、このブレッカー・ブラザーズのファースト・アルバムのドラマーはハービー・メイソンなんです。メイソンってこの曲のこのプレイが凄いとかはあまり語られない人なんですけど、この曲は凄いです。メイソンはリズムがジャストではなく、ちょっと後ろめに来る、この曲とハービー・ハンコックのアルバムに入っている〈スライ〉という曲が私にとってのメイソンの神プレイです」

サックスがイカす曲

【AOR】
「Who's Right Who's Wrong」from『Future Street』Pages
中田 「デヴィッド・サンボーンマイケル・フランクスの〈アントニオの歌〉で素晴らしいソロを吹いてるのもいいんですが、今回はマイケル・ブレッカーが吹いた〈Who's Right Who's Wrong〉を持って来ました。このイントロのサックスは絶対トム・スコットだろうと信じて疑わなかった曲、リチャード・ペイジケニー・ロギンスの共作曲で、私にとっては究極のサックスです。メロディアスでアンサンブルを重視しつつソロがいい。フュージョンでのブレッカーはブリブリ吹くんですけど、AORではちょっと押さえ気味で、やはり決められたところにきちんと吹く、構築美ですね。私の“究極のAOR10曲”中の第3位です」

【フュージョン】
「Starburst」from『Morning Dance』Spyro Gyra
熊谷 「先ほどのジョージ・ベンソンと同様、他人の作品でいいソロをとってしまったという例ですが、AORで選ばれた同じマイケル・ブレッカーが意外なところで、スパイロ・ジャイラのアルバムで名演を残してるんです。朝起き抜けに聴くと気持ちがいいという、さわやかフュージョンの代名詞にもなってるスパイロ・ジャイラ。元来サックス奏者のジェイ・ベッケンスタインがリーダーのバンドなのに、他のサックス・プレイヤーを連れてきてそれをフィーチュアしたら、これがこともあろうに名演になってしまったという(笑)。こういう隠れた名ソロを見つけるのもフュージョンの楽しみですね」

ディスク・コレクション AOR


「これ知ってる?」(知られざる背景のある)曲

【AOR】
「The Ending」from『Knock The Walls Down』Steve Kipner
中田 「この曲のギターは、私が考える、歌モノ、ポップスの中ではナンバー・ワンのギター・ソロ(ジェイ・グレイドン)ですが、さてこのとき一番活躍したのは、実はヴォーカルのスティーヴ・キプナーなんです(笑)。バックトラックに聴こえる“アー”って言うストリングのような音、キプナーが2日間ジェイに同じフレーズを歌わされたという。当時はテクノロジーとかが進歩してなかったこともあって、こういう人力でやったのがあるんですよ」

【フュージョン】
「はいからさんが通る」from 『Nanno Songless』Nanno L.A.Project
熊谷 「これはもう“ネタ”です。90年代のバブルの頃から2000年代辺りまで、AOR系のアーティストが日本の楽曲を英語でカヴァーするというのがありましたけど、これはその一連の流れで、南野陽子の曲を西海岸の超一流セッション・ミュージシャンが演奏したというインスト・アルバム。ドラムがジェフ・ポーカロとカルロス・ヴェガ、ギターがマイケル・ランドゥ、ベースはマイク・ポーカロ……というメンバー。さぞTOTOとかエアプレイみたいな作品かと思いきや、見事に“歌のない歌謡曲”(笑)。ではブランドン・フィールズのサックスをフィーチャーした〈はいからさんが通る〉。今となってはなかなか珍しい作品です」

アレンジ、コードワークがイカす曲

【AOR】
「Jojo」from『Middle Man』Boz Scaggs
中田 「アレンジャーというと、私はデヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン辺りにいってしまうんですが、1曲選んだときの気分ではこの曲、ボズ・スキャッグスの「Jojo」。アレンジとしてはシンコペーションやコードワークがカッコいいんです。1コーラス目と2コーラス目のつなぎとか、この時代のデヴィッド・フォスターは本当に冴えていたなと。先ほど、AORを印象づける楽器はエレピという話がありましたが、それに続くのはホーン・セクションなんじゃないかと。特にジェリー・ヘイ一派のホーンが鳴るとこれはもう快感ですよ。難しいことをやり過ぎずにカッコいい。これですね」

【フュージョン】
「Tell Me A Bedtime Story」from『Sounds…and Stuff Like That!!』Quincy Jones
熊谷 「これは発想とレコーディングの手法の勝利というタイプで、クインシー・ジョーンズのアルバムに収められた、ハービー・ハンコックの曲なんですが、この曲の凄さというのがあまり語られてないんです。実は、クインシーがまずハービーにピアノのアドリブ・ソロを延々弾かせて、それを全部譜面に書き起こさせて、それをストリングスが弾いてハービーのソロに重ねてるんです(笑)。聴いていると、最初ハービーのソロが出て来て、そこにストリングスが同じフレーズで被さってきて最後はハービーのソロが消えてストリングスだけになる。ところがそのフレーズはハービーのソロのフレーズ。何が凄いといってハービーの手癖とかもあるフレーズを、おそらく何十枚にもなるであろう譜面にしたのも凄いし、それを完璧に弾いたストリングスも凄い!で、それをやらせたクインシーも凄い。今ならプログラミングなんでしょうけど、それを人海戦術でやらせたんですから。恐ろしい世界です」

最近のリリースでイカす曲

【AOR】
「Cure Kit」from『Scene29』JaR
中田 「何度も名前の出ているジェイ・グレイドンとランディ・グッドラムの頭文字を取ってJaR。最近といっても2008年の作品。で、これ、実は他の参加ミュージシャンはいないんです、ジェイのギターとランディのピアノ以外は全部打ち込み。それがいい悪いじゃなく、2000年以降の新しいAORを模索した、AORのニューストリームと捉えていいんじゃないかなと。イントロのアコースティック・ギターのグリッサンドもテクノロジーでやったそうです」

【フュージョン】
「I Knew His Father」from『Rise In The Road』Yellowjackets
熊谷 「大ベテランのイエロージャケッツですが、ベースのジミー・ハスリップがちょっと休業ということで、その代わりに入ったのが、ジャコ・パストリアスの息子のフェリックス・パストリアス。彼が参加した最新のアルバム『Rise In The Road』の中で、サックス・プレイヤーのボブ・ミンツァーの曲で「I Knew His Father」というのがあるんです。ボブはジャコ・パストリアス・バンドのメンバーだったわけで、そこでこの題名の曲なんで、私、グッときてしまいました。曲調もいかにもあの頃のジャコ・バンドの音です。で、フェリックス・パストリアスは……これからの人です(笑)。これから育成される、ということで」

イカす新人の曲

【AOR】
「BMPD」from『Clean Up The Business』Smooth Reunion
中田 「Smooth Reunion という、AORのニューストリームということでも取り上げたスウェーデンの20代の2人組なんですが、これがスティーリー・ダンそっくりで。もちろんセンスがいいのと、難しいスティーリー・ダンではなく、前中期のシンプルな音数でもドナルド・フェイゲンっぽさが出るというアノ感じです。ヴォーカルの声にも特徴があって、私の中ではおススメの新人です。スティーリー・ダンもまたツアーをやるようで、TOTOに入ったキース・カーロックが日本公演の後、参加するそうです」

【フュージョン】
「We Go On」from『KIN』Pat Metheny Unity Group
熊谷 「これから注目を集めるだろうというのが、ジュリオ・カルマッシという人で、パット・メセニーのユニティ・グループに参加しているマルチ・インストゥルメンタル・プレイヤーです。どの楽器も上手くて、このアルバムの音だけを聴いていると、本人がどれをやっているかわからない部分もあるんですけど、去年、ウィル・リーとも来日していて、ウィルが彼を見つけてパットに紹介して入ったそうなんです。この人のことが気になった人はYouTubeで“First Circle”を検索してください。パット・メセニー・グループの同曲を独りで全部演ってる映像が上がってます。クイーンの〈ボヘミアン・ラプソディ〉も歌から楽器すべて演ってますよ」

AORとフュージョンの関連性を示す曲

【AOR】
「Eggplant」from『The Art Of Tea』Michael Franks
中田 「1980年代初頭にアメリカでもAOR的な音が評価されていて、リー・リトナーが『リット』(81年)を出して、82年にはハービー・ハンコックがジェイ・グレイドンをプロデューサーに迎えて自分で歌ってしまった『ライト・ミー・アップ』を出していて、その辺りでも良いとは思いますが、AORとフュージョンの関連性を語るならこの曲でいいんじゃないかなというのがマイケル・フランクスの〈Eggplant〉。彼にインタビューさせていただいたときに聞いた話で、最初ワーナー・ブラザース / リプリーズのオーディションがあった時、デモテープを作るお金がなかったので、直接アル・シュミットやトミー・リピューマらの前でギター1本で弾き語りをしたそうなんです。そこで合格をもらってレコーディングという際に、リピューマから“どんなミュージシャンと演りたいんだ?”と聞かれたので、“L.A.エクスプレスの誰々、クルセイダーズの誰々が好きで……”と話したら、その1、2時間後に“ブッキングしたから”という連絡が入ったそうなんです。ラリー・カールトンジョー・サンプルなど凄いメンバーが入っています。マイケル・フランクスは日本だとAORの範疇で語られますけど、アメリカでは間違いなくジャズのアーティストという捉えられ方をしてます。途中のジョー・サンプルのソロとかフュージョンって感じで、これが僕にとってのAORとフュージョンの関連性を語る曲になってます」

熊谷 「私、この曲を説明するときに、“ジョー・サンプルとラリー・カールトンが歌の伴奏をやりながら掛け合いをやってる”ってよく言ってます。これは離れ業です。地味ですけどウィルトン・フェルダーというクルセイダーズのサックス奏者がベースを弾いてるんです。この人の歌伴の上手さといったら」


【フュージョン】
「We Are All Alone」from『Heads』Bob James
熊谷 「AORのカヴァーをフュージョンでもいろんな人がやってまして、その中で面白いのを一曲。キーボード・プレイヤーのボブ・ジェームスがボズ・スキャッグスの大名曲〈We Are All Alone〉を明るくカヴァーしていて。普通はコッテコテな壮大なラヴ・バラードに仕上げそうなイメージなんですが、ここではアップ・テンポなダンサブルなアレンジで、しかもテーマを弾いてるピアノはリチャード・ティーなんです。彼のピアノをフィーチュアするためにこういう風にしたんじゃないかと思うくらいのアレンジです。これもインストならではの面白さかなと」
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