今まで一度も日本で上映されてこなかった、世界の驚愕の映画を上映する“初公開!世界のどす黒い危険な闇映画”企画。第一弾『荒野の千鳥足』(9月27日よりレイトショー公開)に続く第ニ弾、イギリス製作の超問題作『SCUM / スカム』(1979年)が東京「新宿シネマカリテ」にて10月11日(土)よりレイトショー公開となることが決定しました。
イギリスの様々な媒体が選出するランキングでは、「気がめいる陰鬱な映画トップ30」(第19位)、「映画史上最も厄介でえげつない囚人TOP50」(第19位)、「行き過ぎてしまった映画のシーンTOP10」(第3位)、「発禁処分を喰らった経験のある映画TOP10」(第7位)と、いい感じの場所を陣取っている『SCUM / スカム』は、70年代末のイギリスの少年院の実態を赤裸々に描いた衝撃作。
もともと、1977年にBBCでTVムービーとして製作され、リアルすぎる暴力描写と体制批判により、各方面からの徹底した圧力がかかって放送禁止&お蔵入り。しかしこの状況に屈しなかった映画製作者たちは2年後の1979年、同じ脚本、同じ監督、ほぼ同じキャストで劇場公開映画としてセルフ・リメイク! 当時、社会問題ともなっていた少年院の暴力的な支配、管理システムをリアリティ溢れる描写で提示しました。
労働者階級の若者たちの反逆精神と、それを圧殺する支配体制の恐るべき実態を描いた、イギリス映画の伝統を受け継いだ正統的作品『SCUM / スカム』。……ですが“描写の凄惨と陰鬱を目の当たりにするには、相当な体力と覚悟が必要です。その旨ご注意いただきますようお願いいたします”とのこと。また、字幕監修は、映画『THIS IS ENGLAND』の監修も手掛けている、
the 原爆オナニーズのTAYLOWが担当しています。
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