小島芳子 2004/05/25掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
チェンバロ、フォルテピアノ(ピアノの前身)奏者として、内外で意欲的な活動を続けていた
小島芳子が、5月21日、肺がんのため死去。まだ43歳の若さだった。
デン・ハーグ王立音楽院で学び、ブリュージュ国際モーツァルト・フォルテピアノ・コンクール(86年)で第2位を獲得。歴史的な考証を踏まえた生彩ある演奏で高い評価を受け、ソロやアンサンブルで活躍した。鈴木秀美(vc)と録音した
『ベートーヴェン:ピアノとチェロのための作品全集』(写真/BVCD-34007〜8 \4,800(税込))など、アルバムは少ないながら秀作が多く、同じく
鈴木秀美とのデュオで19世紀以降のロマンティックな小品を収めた
『ロマンス』(BVCD-31007 \2,854(税込))で新たなレパートリーを開拓したばかりだった。