DECO*27を審査員に迎えて行なった、顔出し不要の次世代型オーディション「ヨルヤン」を勝ち抜いたヴォーカリスト5人によって結成された“踊ることもうまく笑うこともできない”歌うだけのバンド、mzsrz(ミズシラズ)が、3月16日(水)に1stアルバム『現在地未明』をリリースすることを発表。
昨年デビューしたばかり……アーティストである前に、まだまだ普通の若者の一員である彼女たちは、いつも、1/不特定多数(アノニマスブンノイチ)の“一人独り”が暮らす日常の機微を歌ってきました。
本作には、デビュー前にDECO*27が直接、各メンバーに個別インタビューを行ない制作された旅立ちに感じるリアルな“闇(不安)”と“希望(兆し)”が吐露されたデビュー曲「夜明け」をはじめ、
Teddyloidのトラックメイクが異常にエモい「ノイズキャンセリング」、世界的に注目されるハイパーポップ・シーンを先取りした映画『ショコラの魔法』の主題歌「アンバランス」、ラウドに造詣の深い
Rockwellによる90’s〜00’sのパンクやメロディック・ハードコアを彷彿とさせる「インベーダー」と「エコー」(ドラマ『JKからやり直すシルバープラン』エンディング主題歌)、そして、現在放送中のドラマ『部長と社畜の恋はもどかしい』主題歌で、1月19日(水)にリリースされるポリスピカデリーによるネオ・シティ・ポップ「フィルター」など、多彩なシングル6作を含む、全10曲収録のアルバムとなっています。
タイトルの『現在地未明』には、“夜がまだ明け切らない”という意味を持ちつつ、曖昧な印象を人々に与える“未明”を用いることで、“今、自分がいるこの場所”が定まらない事から生じる“無職透明の不安”や“意味不明の焦燥”など、誰しもが漠然と感じる答えのない浮遊する想いが込められています。
今回、バンドとしての自身の進む先を提示した初のライヴ映像「約45分」を収録した“CD + Blu-ray(ライヴ映像 ver.)”と、ajimita・KICO・まご山つく蔵など気鋭のイラストレーターとコラボしたリリック・ビデオを収録した“CD + Blu-ray(リリックビデオ ver.)”の2種類がラインナップされています。
mzsrzは、誰か1人が代表する事のできない十人十色の日々に、多様な声色で憑依したかの様に代弁を行ないます。ごくごく普通を、些細に祝って、些細に呪う……今日も何の変哲もない日常を過ごす私(の気持ち)に寄り添う歌詞は、心の機微=ミクロなドラマを描いた“micro music”。これは、多くの“アナタ”にとっての“私の詩”です。
なお、デビュー1周年記念日である1月11日(火)は、mzsrzメンバーによるデジタル・ライヴ・リレーも実施されます。詳しくは公式SNSをご確認ください。