アンジェラ・アキが、2026年2月11日（水・祝）にリリースするニュー・アルバム『SHADOW WORK』の収録曲を発表。あわせて、ジャケット写真と新ヴィジュアルも公開しています。

　アルバムタイトルになっている“SHADOW WORK”とは、心理カウンセリングの一つで「心の奥に追いやってきた怒り、嫉妬、劣等感、恥、恐れなどの“闇”と向き合い、その存在を認め、理解し、受容していくことで自己全体を統合していく心のプロセスのこと」。本人が2020年から実際に経験したこのSHADOW WORKの過程を、音楽として、アルバムとして表現したいと決意し、3年の歳月をかけて完成させたのが、オリジナル・アルバムとしては約14年ぶりの『SHADOW WORK』となります。何物にもとらわれず、恐れることなく、自分自身の表現を追求したリアリティーのある仕上がりとなっています。

　本作は、「Pledge」（2025年5月21日リリース）、先月11月26日に配信リリースされた「Floating Planets」を含む全新曲15曲の大作。収録曲は以下となります。

1. Necklace
Produced by Dim Star
2. Forgiveness
Produced byトオミヨウ
3. Floating Planets
Produced by　Dim Star
4. Narcissist
Produced byトオミヨウ
5. Dance with Darkness
Produced byアンジェラ・アキ＆田中義人
6. E c h o
Produced byアンジェラ・アキ＆田中義人
7. Sat-Chit-Ananda
Produced by　Dim Star
8. Inferno
Produced by　Dim Star
9. House of Cards
Produced byトオミヨウ
10. Blood River
Produced byアンジェラ・アキ
11. Multiverse
Produced by　Dim Star
12. Chaos
Produced byアンジェラ・アキ＆田中義人
13. Rental
Produced by　Dim Star
14. Pledge
Produced byトオミヨウ
15. Hitori Janai（Never Alone）
Produced by　Dim Star

　うち7曲をプロデュースしたDim Starは、アンジェラの音楽活動の拠点であった米・ナッシュビルで出会ったプロデューサー。Dim Starは2024年第66回グラミー賞「Best American Roots Performance」を受賞したAllison Russellの「Eve Was Black」をプロデュースしており、『SHADOW WORK』の複雑で深い世界観をサウンド面で支えています。そして配信シングル曲「Pledge」含む4曲をプロデュースしているのは、あいみょん、玉置浩二ら数多くミュージシャンの作品を手掛けるトオミヨウ。2025年の夏に行った全国ツアー〈アンジェラ・アキ　Tour 2025 -Eleven-〉でギターを担当した田中義人もアンジェラとの共同プロデューサーとして名を連ねています。

　今回公開となったアートワークを手掛けるのは、藤井風のミュージック・ビデオなどを監督している山田健人。『SHADOW WORK』のコンセプトを伝え、それに応える形でアルバムの世界観を1枚のジャケット写真で見事に表現しています。

　アルバムに関してアンジェラ自身は、「レコーディングを始めた当初は10曲でイメージしていましたが、一度スタジオに入ったら、堰を切ったように閉じ込めていたものが次から次へと溢れ出してきて、結局20曲ほど作りました。その中から15曲を一つの作品にまとめたのが“SHADOW WORK”です。今回はDim Starというアメリカのプロデューサーチームとトオミヨウさんにプロデュースをお願いしました。そしてギタリストの田中義人さんとも数曲一緒にプロデュースしました。サウンドには曲に込めた思いやそれぞれの曲が持つ複雑な世界観がしっかりと投影されていて、これほど充実したレコーディングは今までに体験したことがないほど素晴らしいものでした。アルバムのアートワークは山田健人さんにお願いしました。彼に全曲聞いてもらい、“SHADOW WORK”を一枚の写真で表現できないかと相談して、このビジュアルに辿り着きました。闇の中にある光を感じられるような作品になったと思っています」と語っています。

　アルバムの内容、ヴィジュアル・ワークも一新した形で表現し、まさにアンジェラ・アキのリアリティのある「今」を表現している本作。先行配信中の2曲やそれらのMV、さらには今回公開された新ヴィジュアルや楽曲名から、アルバムの全体像を想像しながらリリースを待ってみてはいかがでしょう。今年2025年にメジャー・デビュー20周年を迎えたアンジェラ・アキの今後に引き続き注目です。