ダンス・ミュージックの歴史をマンガで綴った
『マシーンズ・メロディ パリが恋したハウス・ミュージック』が7月18日に発売されます。
本書は2011年にフランスで刊行されたコミック『Le Chant De La Machine』(“機械の歌”の意)の日本語翻訳版。著者はクラブキッズだったダフト・パンクと夜な夜な踊り明かしていた古き盟友であるというダヴィッド・ブロ(原作)とマティアス・クザン(作画)のふたり。NYのアンダーグラウンド・ディスコカルチャーに端を発するDJカルチャーの誕生、
ラリー・レヴァンと
フランキー・ナックルズというふたりの伝説的DJがニューヨークとシカゴでそれぞれ花開かせたハウス・ミュージック、
クラフトワークとPファンクを土台に、3人の架空の黒人少年のやりとりを通じてフィクショナルに綴られたデトロイト・テクノ、“セカンド・サマー・オブ・ラブ”を物語る上で切っても切り離せないエクスタシーの誕生、そして著者の実体験を下敷きに描かれた90年代のレイヴ・カルチャーなど、1970年代初頭から連綿と続くダンス・ミュージックの歴史が1冊にまとめられています。
序文は
ダフト・パンクが執筆。また巻末にはダンス・ミュージックに造詣の深い編集者・ライター、河村祐介氏による詳細な解説文が掲載されています。