『アフロ・ブルー』(1974年)をはじめ多くの名盤を持つジャズ・シンガー、
ディー・ディー・ブリッジウォーター(Dee Dee Bridgewater)のニュー・アルバム
『トゥ・ビリー・ウィズ・ラヴ・フロム・ディー・ディー』(UCCM-1185 税込2,500円)が2月17日にリリースされます。
タイトルから想像できるように、本作は不世出のシンガー、
ビリー・ホリデイへのトリビュート。ディーディーは、87〜88年にビリーの晩年を描いた舞台『レディ・デイ』で主演もしており、彼女への思い入れは相当なもの。選曲、ミュージシャンにもこだわり、ビリーの作品集も発表しているリード奏者の
ジェイムス・カーターやベーシストの
クリスチャン・マクブライド、ドラマーの
ルイス・ナッシュといった錚々たるメンバーが参加。またアレンジにはアフロ・ジャズに取り組んだ前作
『レッド・アース』(写真)から引き続き
エドセル・ゴメス(p)が担当。ほぼファースト・テイクが生かされているというライヴ感あふれる録音で、ビリーおなじみのレパートリーに新たな解釈を加えています。
昨年11月の来日公演でこのビリー・ホリデイのプログラムがひとあし先に披露され話題となっていただけに、この新作の登場はファンにとってうれしいプレゼントとなりそうです。