埼玉・さいたま芸術劇場が若手アーティストを紹介する人気シリーズ「エトワール・シリーズ プラス」では各アーティストが「リサイタル」と「室内楽」のプログラムに取り組んでおり、第3弾アーティストはヴァイオリニストの
金川真弓。9月のPart.1に続くPart.2では、
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ全曲を2026年3月7日(土)・8日(日)の二晩で披露します。会場は埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール。金川がバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータを演奏会で全曲披露するのは、今回がはじめてです。
プログラムは、3月7日(土)が無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番。3月8日(日)が無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番、無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番。
金川はこの公演に向け「20世紀前半を代表するヴァイオリンの大家、作曲家のジョルジュ・エネスクが“ヴァイオリニストのヒマラヤ山脈”と呼んだ6曲のソナタとパルティータ。J.S.バッハがこの“たった四本の弦”のために書いた名作です。厳格な構成のソナタと様々な踊りを自由に組み合わせたパルティータはそれぞれの調でひとつの世界を作ります。楽器からの可能性をすべて見出しながら、人間的な可能性――深く暗い溝から、神へ届くまでの高さの幅全ての感情と経験――も込められています。全6曲を二晩で、是非味わいにお越しください」とコメントしています。
Photo by Kaupo Kikkas