2000年5月にビクターエンタテインメントからアルバム『
The Red Violin』でメジャー・デビュー。その情熱的でスタイリッシュな演奏が人気を博し、日本のトップバイオリニストとして活躍してきた
川井郁子が、今年デビュー25周年を迎えるにあたり、自身の人気楽曲を集めたベスト・アルバム『IK BEST』を8月27日(水)にリリースします。
本作はファンからの人気投票上位曲、サブスクの人気曲にプラスして、デビュー20周年を記念して結成された和洋混合オーケストラ「響」ヴァージョン作品、さらに初音源化となるライヴ音源など、これまでとは一味違う珠玉の17曲を収録。また、ジャケットのイラストは川井郁子の愛娘が担当し、さらに花が添えられた作品となっています。
6月21日(金)の札幌公演から〈川井郁子デビュー25周年記念コンサート〉ツアーもスタート。時代を超えて愛される珠玉の名曲を弦楽合奏やバンドネオン、和楽器とのアンサンブルでヴァイオリン・ミューズが贈るデビュー25周年記念スペシャル・コンサートとなります。25周年を経ても、国内外問わず精力的に活動する日本のトップバイオリニスト・川井郁子の今後の活躍にも期待が高まります。
[コメント]ビクターエンタテインメントでデビューしてから、おかげさまで大変充実した、あっという間の25年でした。デビュー後、初期にはタンゴ・ピアソラやラテン系の楽曲に惹かれ、海外のダンサーとのコラボレーションなどにより舞台の新しい喜びと発見が沢山ありました。それまで先人たちのレールの上を歩んできたヴァイオリンの世界が、一気に広がった経験でした。
映画「北のカナリアたち」の音楽を担当させていただき、アカデミー賞最優秀音楽賞をいただいたことも、その後の創作活動の自信につながりました。2022年、ずっと構想を練っていた「オーケストラ響」を結成しました。国内外でコンサートを開催し、CD「響」を発売することができました。洋楽器と和楽器の混合オーケストラの音楽には、日本人の魂に共鳴し、海外の方には遠いロマンを感じていただける素晴らしさがあると思います。これからもライフワークとして取り組んでいきたいと思っています。
今回のベストアルバムには、皆様からのリクエストの多い曲、「オーケストラ響」のCDから、そして、新たにライブレコーディングの演奏を収録した、25周年の集大成となっています。是非とも多くの皆様にお聴きいただきたいです!IK BESTのIKは、郁子のIと娘の花音(かのん)のKからも取っています。ジャケットのイラストは花音の絵画作品となっていますので、そちらもお楽しみいただければ嬉しいです。各地のコンサートで、皆様に直接お会いできますことも心から楽しみにしております!――川井郁子