高度なテクニックと美しい音色、若々しい完成と深い楽曲理解で注目を浴びる小菅 優。3月19日（木）大阪・いずみホールおよび3月21日（土）東京・紀尾井ホールにて、平成25年度（第64回）芸術選奨音楽部門 文部科学大臣新人賞の受賞理由にもなった〈ベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会シリーズ〉がついに最終回を迎えます。

　本シリーズは、東京・紀尾井ホールと大阪・いずみホールにて2010年10月よりスタートし、全8回におよびました。今回はその最終回にあたり、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番が演奏されます。

　2020年のベートーヴェン生誕250年に向け、ベートーヴェンの室内楽、歌曲を含むピアノ曲全曲演奏に挑むという新たな目標を掲げる小菅。今後も要注目です。