ド派手なエレクトロ・サウンドと、メロディアスなヴォーカル・ラインでクラブ・シーンを中心に加速度的な勢いで支持を伸ばしているユニット、
LIL(リル)。3月3日に発売される1stアルバム
『LIPS IN LUSH』でメジャー・デビューを果たします!
LILはヴォーカルのucio(ユシオ)、トラックメイカーのTSUGE(ツゲ)によって2005年に結成されたユニット。もともとはアシッド・ジャズ系のサウンドを展開し、美メロ・ハウスの筆頭株であるカスケードやラスマス・フェイバーがリミックスを手掛けるなど、海外のハウス・シーンでも注目を集めていた存在。
マンハッタン・レコードのハウス・チャートの1位を記録するなど、国内でも徐々に存在感を増していた2人でしたが、当時クラブ・シーンで火が着きはじめていたエレクトロ・サウンドに傾倒し、昨年4月リリースの「me, too」、7月リリースの「LESSON ONE」がiTunesのエレクトロニック・チャートで連続1位を記録。アートスクール出身ならではの高いセンスに裏打ちされたビジュアル/アートワークも注目を集め、若いリスナーたちを中心に、その支持はさらに拡大!
一連のエレクトロ・アクト勢の中で、LILが人気を博しているのは、TSUGEによるド派手な“ノイズ”と、4オクターブを自在に操るucioの美しい“ヴォイス”というアンビバレントな要素が衝突する点。その秘密はどうやらTSUGEのユニークな音楽遍歴にあるよう……。自身では「僕は元々バリバリのメタルキッズだったんですよね。そんな自分にとっては、メタルとアシッドジャズってテクニックを学んでいく上で繋がっているんですよ。
メタリカ好きは
インコグニートだって好きになると思いますよ! 考えてみて下さい。
ジャコ・パストリアスだってジャズというかプログレ的評価の高い人だし、
ジミヘンの中にだってジャズは生きている。だから僕の中で端正なハウスやジャズにメタルを掛け合わせるのも、別に正反対とか型破りって意識はなくて、実はちゃんとひとつの線で繋がっているんですよね」と語っています。
なお『LIPS IN LUSH』がリリースされる3月3日前後には、LIL周辺で怒濤の展開がスタート。2月24日には着うた(R)が先行配信されるほか、iTunes Storeからは
m-floの
VERBAL率いるクリエイティヴ集団“KOZMR”所属のMAJOR DUDEによる「DANCE on The FLOOR」のエクスクルーシヴ・リミックスが独占先行配信!
さらに同曲のRADIO EDIT が現在MySpace限定で公開中(アルバム・リリース日には『LIPS IN LUSH』のメガ・ミックスが公開される予定!)、また3月下旬にはJET SETレコードよりアナログ盤のリリースも決定しています。
高いアート性とポップさを兼ね備えた次世代エレクトロ・アクト、LIL。今後も刺激的な活動を披露してくれそう。ぜひ注目を!