シューゲイズ〜ドリーム・ポップ・ユニット“Trespassers William”のヴォーカリストとして長年活動してきた米シアトル在住のシンガー・ソングライター、
ロッテ・ケストナー(Lotte Kestner)が、カヴァー集の第3弾『Covers vol.3』を12月5日(金)にリリースします。
レディオヘッド、
ベック、
フレーミング・リップスなどを取り上げたロングセラー作『
Covers』(2017)から始まったこのカヴァー・シリーズは、元々、2013年にアルバム『Until』制作のために出資してくれたファンに対するリターンとして、ファンがリクエストした曲をカヴァーするという試みがきっかけ。リクエストされたカヴァー曲はEPとして定期的にリリースを重ね、その後2年間をかけ、最終的に録音されたカヴァー曲の数は60曲にまで及びました。
『Covers』と2020年発表の第2弾『
Covers vol.2』は、そのときに録音されたアーカイヴからセレクトしたものでしたが、本作『Covers vol.3』はその多くが新たに製作された作品となります。
レディオヘッドや
ザ・ウィークエンド、
ベイルート、
シガレッツ・アフター・セックスなどの名曲群をアコースティック・ギター弾き語りを中心にフォーキーにアレンジ。前2作よりシンセの比率が増え、ドリーミーさと物憂げさも倍増。まるでロッテ・ケストナー自身の曲のように聞こえるカヴァー職人の本領発揮とも言えるサッドソング集であり、その妖精のような可憐な歌声も聴きどころとなっています。