王位を棄て、愛を選択した英国王エドワード8世とウォリス・シンプソンのスキャンダル“王冠をかけた恋”の知られざる真実を、世界のトップ・アーティストである
マドンナが自ら監督をつとめ描いた話題作、映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』が11月3日(土)より公開。
――1998年、NYに住むウォリーは子供を欲しがらない夫との関係に悩んでいた。やり場のない気持ちを抱えていたウォリーは、ある日“王冠をかけた恋”で知られる英国王エドワード8世と、その妻ウォリス・シンプソンの遺品オークション展覧会を訪れる。そこでウォリーは2人の愛の結晶ともいえる数々の芸術品に魅了され、国王の心をつかんだアメリカ人女性ウォリスの愛の物語に心惹かれてゆく。しかし、世紀の恋を生き、すべてを手に入れたと思われていたウォリスにも、知られざる苦悩があった――。
公開を記念し、10月30日(火)より東京・西武渋谷店(B館 / 8F 特設会場)では、英国骨董宝飾店ボンド・ストリート所蔵による、エドワード8世とウォリス・シンプソンが互いに贈り合ったジュエリーの特別展示会が行なわれるなど、すでに大きな話題を呼んでいる『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』。
“セレブリティ”として人から見られる立場の人生を描くに、これ以上に相応しい人はいないのでは?とも思わせる、本作の監督・脚本(脚本はアレック・ケシシアンとの共同)をつとめたマドンナは、「(主人公として)愛を基盤としない関係に捕われているキャラクターを作ることが大事だった。ウォリーは“安定”のために結婚したから“愛”を待ち望んでいる。そして多くの人は“愛”のために結婚し“安定”を求めるの。これが不思議なところなのよね」と言葉を寄せています。
なおマドンナは、「俳優は経験豊富であればあるほど、監督である私の仕事は楽になるの。スイッチを入れてあげればいいだけだから。(今回は)多くがそういった人たちで幸運だったわ」と語りながらも、人物描写、衣装など、細部に渡ってそのこだわりをみせ、撮影については、「親密なシーンやアップを強調させたい時は16ミリを使うようにした。もちろん8ミリも多く使ったわ。ノスタルジアを引き出すためにね。8ミリの映像を見るとホームビデオを思い起こすでしょ。自主映画のような。だから回想に使ったの」とのこと。劇場へお出かけの際はぜひ注目を。