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松山ケンイチ主演映画『BLUE/ブルー』役作りの一端が垣間見える場面写真公開

松山ケンイチ   2021/03/15 13:07掲載
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松山ケンイチ主演映画『BLUE/ブルー』役作りの一端が垣間見える場面写真公開
 『ヒメアノ〜ル』、『犬猿』の𠮷田恵輔が監督・脚本を務める映画『BLUE/ブルー』が、4月9日(金)より東京・新宿バルト9ほかにて全国ロードショー。場面写真が公開されています。

 リアリティ溢れる描写で人間の光と影を表現し続ける𠮷田恵輔。30年以上続けてきたボクシングを題材に、自ら脚本を書き上げ、「流した涙や汗、すべての報われなかった努力に花束を渡したい気持ちで作った」と語る本作は、成功が約束されていなくとも努力を尽くす挑戦者たちの熱い生き様を描いた青春映画。𠮷田監督が目指した“ボクサー版『トキワ荘の青春』”には、日本映画界には欠かせない実力派キャストが集結。主演は、演技派俳優として確固たる地位を築く松山ケンイチ。松山は、脚本に惚れ込み約2年もの間じっくりと役作りに挑み、情熱はあっても才能が無い、試合には勝てない主人公・瓜田を熱演。同じジムに所属する、強さと才能を合わせ持つ後輩・小川を東出昌大が演じ、固い友情で結ばれながら瓜田が憧れと嫉妬を抱くライバルとして存在感を発揮しています。また、モテるために始めたボクシングにのめり込んでいく新人・楢崎を柄本時生が演じ、この3人は『聖の青春』以来5年ぶりの共演を果たします。ヒロインは、𠮷田監督作品への出演を熱望した木村文乃が務め、瓜田の初恋の人でありながら、今は小川の婚約者という2人の間で揺れる千佳を演じます。理想と現実の間で悩みながら生きる登場人物たちの姿と、夢に焦がれた葛藤だらけの青春の日々が、観る者の心に深い余韻を残します。

 瓜田役の松山は、役柄によって変幻自在にヴィジュアルを変え、説得力を持たせる徹底した役作りと、その確かな表現力で演技派俳優の称号を欲しいままにしています。夭逝した天才棋士・村山聖の生涯を描いた映画『聖の青春』において、実在した鬼気迫る天才を演じるために約20キロの増量をしたことは広く知られた話です。ほかにも『GANTZ』では7kg増量を行なうなど、“その役になりきる“ことを何よりも優先する松山の役作りは体重の増減で語られることが多いですが、『NANA』に出演した際、一晩でベースを一通り弾けるように練習したというエピソードも見逃せません。『ノルウェイの森』で繊細な感情の揺れを見せたかとおもうと、『珍遊記』ではお尻を披露、北海道が舞台の映画『ホテルローヤル』では青森弁を織り交ぜるなど、出演する作品の中で光るものを見せつけ続けてきました。

 そんな彼が、元々は断ろうと思っていたというのが本作『BLUE/ブルー』。ボクシングと関西弁は見る人が見れば、嘘がバレてしまうというリスクを孕んでいるというのがその理由でしたが、今回は2年間という時間をかけて、じっくりと負け続きのボクサーという役柄を憑依させていきました。ムキムキに身体をつくりあげるのではなく、佇まいを本物にするというアプローチを行いました。

 縄跳び、ミット打ち、サンドバック、防御の練習など、一般的なトレーニングをこなしつつも「大事にしたのは、ジムにずっといること。練習している人や、トレーナーがどういう掛け声でミットを打っているかとか、常に見ていました」と語ります。長い時間をかけてジムでのボクサーの雰囲気を身につけたからこその、納得の演技・まなざしを、ぜひ堪能してほしいところです。そんな松山の役作りの一端が垣間見える“ボクサー”らしいスチールが公開されています。

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©2021「BLUE/ブルー」製作委員会

『BLUE/ブルー』
2021年4月9日(金)より東京 新宿バルト9ほか全国ロードショー
phantom-film.com/blue
配給: ファントム・フィルム
#挑戦者たちの青春
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