これまでに『
21世紀の精神正常者たち』(2011年)や『
原子心母の危機』(2014年)をリリースし、
キング・クリムゾンや
ピンク・フロイド、
イエス、
エマーソン・レイク&パーマー(ELP)、
ジェネシスなどのプログ曲をカヴァーしてきた
モルゴーア・クァルテット(
荒井英治 第1ヴァイオリン / 戸澤哲夫 第2ヴァイオリン /
小野富士 ヴィオラ /
藤森亮一 チェロ)が、アルバム第3弾『
トリビュートロジー』(COCQ-85332 3,000円 + 税)を3月8日(水)にリリース。
今回のアルバムは、2016年3月10日に急逝したELPの創設メンバー、キース・エマーソン(Keith Emerson)と直接交流のあったメンバーが追悼の想いを込めて企画したもの。エマーソンは生前、このクァルテットのパフォーマンスに惜しみない賛辞を送り、交流を深めていました。2016年春に計画されていたエマーソンの来日コンサートでは、エマーソンによるモルゴーア・クァルテットのための新編曲「After All of This」(エマーソン『
Three Fates Project』収録曲)での共演も予定されていました。
エマーソンの急逝直後、モルゴーア・クァルテットはこの「After All of This」を急遽レコーディング。エマーソンの葬儀では、その音源が流されました。今回のアルバムは、葬儀で流れた同楽曲を中心に、ELPの大作「タルカス」「悪の経典」など、ELP、すべてエマーソンの楽曲で構成。ELPの名盤『
トリロジー』を彷彿とさせる「トリビュートロジー」というタイトルとともに、ジャケットにはプログ・ファンが見慣れているオリジナルへのオマージュとして、クァルテット・メンバー4名の顔が配されています。