戦後間もなくからモダン・ジャズに取り組み、プロ生活70周年を迎える今も現役で活躍するジャズ・ギタリスト、
中牟礼貞則の88年の歩みを描いた書籍『中牟礼貞則 孤高のジャズ・インプロヴァイザーの長き旅路』が6月25日(金)にリットーミュージックから発売されます。
編著者の久保木靖による30時間を超える本人へのインタビューを中心に、
渡辺貞夫、
稲葉國光、
渡辺香津美、
後藤芳子といった国内外で活躍するレジェンドたちの証言も盛り込みつつ、出身地・鹿児島での子供時代から現在までを追った一冊。使用楽器やディスコグラフィもあわせて掲載しています。さらに、付属のCDには1956年、1997年、2020年録音の完全未発表音源全10曲を収録。1956年の録音は、銀巴里セッション以前に日本に存在した先進的なジャズを伝える大変貴重なもの、1997年の録音は
リー・コニッツとのデュオ演奏、2020年の録音は本書のために録り下ろしたギター・ソロです。