研ぎ澄まされた知性と感性、そして圧倒的な歌唱力で魅了するソプラノ、
ナタリー・デセイ(Natalie Dessay)のニュー・アルバム
『ドビュッシー:歌曲集「月の光」』(TOCE-90219 税込2,800円)が2月22日にリリースされます。
2012年はフランスの“エスプリ”を体現する作曲家、
クロード・ドビュッシーの生誕150年のアニバーサリー。ドビュッシーは晩年、自身の作品の最後に“フランスの音楽家”とサインを入れたほどフランス人であることにこだわっていました。そんなこだわりの人物が描いた美しく官能的な歌の世界を、フランスが誇る現代最高のソプラノ、ナタリー・デセイが歌います。
また、今作は未出版の歌曲4曲が世界初録音として収録されているのも注目すべきポイントです!
このアルバムは、ドビュッシーの独自の解釈で知られるピアニストの
フィリップ・カッサールが、デセイが主演したオペラ『ペレアスとメリザンド』を見て、若きドビュッシーが書いた繊細なニュアンスを出せる歌い手は世界中でデセイしかいないと確信、デセイ本人にこの話を持ちかけたのがきっかけで作られました。
カッサールは2010年にドビュッシーの手書きの楽譜を目にする機会があり、今までに見たことのない4曲の楽譜を発見、今回その4曲の録音にも挑戦しています。