シンガー・ソングライターの
折坂悠太が、ライヴ活動を始めてから10周年の記念日となる6月30日(金)に、初の発表音源である「あけぼの」をリアレンジした「あけぼの(2023)」を急遽リリース。当時、宅録音源で発表された楽曲を、今のモードでバンドメンバーとともにドイツでレコーディングしたものです。
10周年を迎える折坂は、今一度「ことば」と「うた」に立ち返り、10年前と現在の点を線でつなぐ活動として、今年原点回帰となる弾き語りツアー〈折坂悠太 らいど 2023〉を行なうほか、2014年、MySpaceにアップした初の公式音源である「あけぼの」の再録版となる「あけぼの(2023)」をリリースしました。
初期の代表曲である「あけぼの」は、近年のライヴでは演奏を行なう機会も減りつつありましたが、今年10周年をきっかけに、活動当初の初心を思い出す意味においても、当時とは新しい布陣で再録を行なうこととなりました。2014年版は、折坂1人でギター、ピアニカ、ドラムを多重録音し、レコーディング・ミックス・マスタリングに至るまで完全に単独で制作されましたが、今回の制作においては、近年の彼のバンドメンバーを担う、senoo ricky(ドラム)、宮田あずみ(コントラバス)、山内弘太(エレキギター)が盤石を固め、レコーディング・ミックスを
角銅真実、
NRQ、
池間由布子、
テニスコーツなどを手がける
大城真が手がけています。今回バンド・メンバーとのレコーディングは、ドイツ・ベルリンにあるBonello Tonstudioにて完全一発録り。その詳しいレコーディングの模様は、『サウンド&レコーディング・マガジン』2023年9月号にて掲載予定となっているそうです。また、ジャケットの千切り絵は折坂自身による制作。デザインは鈴木聖が手掛けています。
[折坂悠太 コメント]ベルリンにて。この曲をせーのでとった五分間、何かが変わった。それを採取した。
砂は下へ落ちる。また朝が来る。やな夢といい夢がぶつかり、滲みあいながら、今もハモってる。