ニューヨークを拠点に活動するジャズ・ピアニスト、ジュリアン・ショア(Julian Shore)が、マーティン・ネヴィン(b)、アラン・メドナード(ds)と録音した新作『Sub Rosa』を6月に発表します。また、このトリオは6月に来日公演を予定しています。日程は以下のとおり。6月6日(金)東京・武蔵野公会堂、6月7日(土)東京・新宿 PIT INN、6月8日(日)東京・渋谷 Body & Soul、6月9日(月)京都・le club jazz、6月13日(金)静岡・LIFE TIME。
2024年8月に米・コネチカット州フォーターフォードのPower Stationで録音されたこのアルバムには、オリジナル曲を中心に、
デューク・エリントンの「Blues in Blueprint」、
ジェローム・カーン作曲のスタンダード「All The Things You Are」、
ビーチ・ボーイズの「Don't Talk(Put Your Head on My Shoulders)」のカヴァーを含む全10曲(LPは全7曲)を収録(ビーチ・ボーイズのカヴァーはLP未収録)。
このアルバムのためにショアが書いた楽曲の数々は、個人的な経験に根ざすとともに、「音楽が語ってくれること」を大切にしたいとショアは語ります。「曲のタイトルに、自分の人生のさまざまな要素をほのめかしつつも、全体を語ってしまいたくはない」。それらは自身の音楽的なヒーローであり、メンターでもある
ウェイン・ショーターの音楽への敬愛とも結びつきます。
トリオの演奏も格段の進化を遂げており、ショアはメイナードを「複雑で現代的な演奏から、伝統的なストレート・アヘッドなスタイルまで、喜びとスピリットをもって本物の演奏ができる」、ネヴィンについても「成熟した音楽家で、つねに全体を見渡して、音楽に今何が必要かを見抜いて演奏ができる」と2人を絶賛しています。
Photo by Patrick Britschgi