Jams Collectionに花坂環（はなさか たまき）、北乃咲久（きたの さく）が加入して新体制となり、その新体制お披露目ライヴがヒューリックホール東京にて開催されました。

［ライヴ・レポート］
　開演を前に新メンバーのインタビュー映像が流れてオーディションを受けた際の受け答えが流れる。それを真剣に見る観客。

　そして、開演時間になるとまずは新体制ジャムズの幕開けを告げる綺麗でポップなメンバー紹介ムービーが流れ、そして出囃子のOVERTUREが流れ、期待感を一気にステージへ向けて盛り上がっていった。

　その中でメンバーが登場すると、グループカラーであるティファニーブルーのドレス調、ところどころにキラキラが付いたゴージャスな新衣装を身に纏っていた。

　ジャムズの新体制の1曲目は「独占オンステージ」をセレクト。新メンバーも緊張もあったが堂々とパフォーマンスを見せていた。タイトル通り、この空間をジャムズが独占すると言わんばかりの躍動を見せてスタートからギアを上げる。さらにはラブリーなナンバー「LOVEです。」、しっとりと綺麗な音色を奏でる夏曲「ナツソラ」を連続披露。照明、VJも相まって7人の華麗さが際立つ。

　最初のMCでは新メンバーが初の自己紹介。アイドル活動が初めての花坂 環、北乃 咲久が初々しく自己紹介をすると観客から温かい声援が起こり、包まれた。

　続いてのブロックもジャムズらしく楽しい展開を見せる。

　可愛さとキャッチーさを兼ね備え、TikTokでもプチバズを起こしていた「シンデレラマインド」、夏のアッパーソング「夏ときめいちゃいマッスル！」、ダンスや佇まいがいつもクールな「愛你」、盛り上がり必至の人気曲「最先端フォーミュラー」で大きく盛り上がった。

　次のMCでは、このライブの感想を新メンバーを中心に伝えていた。さらには先輩メンバーから他己紹介を行い、水瀬さらら、村望しおん、保科 凜の3名がアイドル未経験にも関わらずポテンシャルの高さを褒めたり、人間性を褒めたりしていた。

　MC後、次のブロックでも魅力たっぷりな展開を見せるジャムズ。

　久々の披露で、タイトルコールで思わずオーディエンスから歓喜の声が漏れた「Let me down」ではパワフルかつクールにダンス、振りコピでさらにヒートアップ。続く「FLAME」でも熱い魂を見せるように熱量たっぷりな歌唱とダンスで魅了。ライブの人気曲でテンションの上がる「Ready→NOW!」でボルテージをさらに上げていた。そして切なさも愛おしさも爽やかに昇華する名曲「青いペディキュア」「サマーポップ」をドロップ。7人全員がそれぞれ想いを込めて届けていたのが印象的だった。

　最後のMCでは先輩メンバーからサプライズで花束と寄せ書きを書いた色紙をプレゼント。さらにはジャムズに加入したということで表彰状を津代 美月が読み上げて渡し、二人は涙を流すほど喜んでいた。観客からは温かい拍手が起こっていた。

　その後のコメントで新メンバーが胸中を語る。

北乃「私と環はアイドルとして初めてのステージで、二人ですごくいっぱい悩んだこともあったし、カラオケで二人で泣いて、たくさん話し合ったりもしたこともあって、初めてのことだらけで毎日が目まぐるしく過ぎていって、本当に不安に駆られる時もあったんですけど、この5人の先輩の偉大な背中を見て、今育っている途中なのでこれからも二人の成長を温かく見守ってくれたら嬉しいです」

花坂「私は歌もダンスもあまり自信がなくて同期の咲久がすごく上手でいつも憧れていて、たくさん迷惑をかけちゃった時もあるんですけれど、咲久もそうだし、5人の先輩方が本当に優しくて。その優しさに何回も救われて。泣きそうになった時も凜さんが抱きしめに来てくれて、何も言わずともいつも気付いて、支えてくれて。この5人の先輩方のグループだったからここまで私たちがこうやって今、すごく幸せな気持ちで今日ここに居られるんだなと思います。改めて感謝しかないし、ファンの皆さんも本当に温かくて。もっともっと力を付けて、胸を張れるぐらい自分に自信を持てるまで、精一杯頑張ります」

　このように胸の内の感謝を強く伝えていた。

　そして新体制お披露目ライブもラストスパートへ。

　重要な局面で歌い紡いでいる「NEW ERA PUNCH!!」で改めて7人での絆を結び、“諦めたくない”“まだまだ走り続ける”と今後の強い意志を表明するようだった「疾走ドリーマー」を披露し、この新体制お披露目LIVEを締め括った。

　こうして新体制お披露目LIVEは大成功で幕を閉じ、ここから新たなジャムズが始まった。7月16日（水）にはKanadevia HallにてワンマンLIVE、8月17日（日）には『夏ジャ-大阪城の変2025-』も決まっている。この先もたくましく、これからも夢と希望になって迷いながら走る7人から目が離せない。
















Photo: ポテ ヤマムラ（PoTEC inc.）