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映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』、スコット・クーパー監督からステートメントが到着 場面写真公開

ブルース・スプリングスティーン   2025/09/17 17:07掲載
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映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』、スコット・クーパー監督からステートメントが到着 場面写真公開
 ロックの英雄、そしてアメリカの魂と称され、50年にわたって第一線を走り続けるブルース・スプリングスティーンの若き日を描く感動の音楽ドラマ『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』が11月14日(金)に日本公開されます。

 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』の舞台となるのは、1982年のニュージャージー。若き日のブルース・スプリングスティーンは人生の大きなターニングポイントを迎えていました。世界の頂点に立つ直前、孤独のハイウェイをひた走る若き日のスプリングスティーンは、成功の重圧と自らの過去に押し潰れそうになっていました。その時、彼に何が起こっていたのか…。

 映画の原作となるウォーレン・ゼインズの『Deliver Me from Nowhere』を熟読した『クレイジーハート』のスコット・クーパー監督が脚本を執筆し、スプリングスティーン本人に映画化への熱い思いを伝えました。監督の誠実な言葉に耳を傾けていたスプリングスティーンは映画化を快諾、このプロジェクトが動き始めました。

 この度、自ら脚本を執筆したスコット・クーパー監督が『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』に込めた思いを綴った“ステートメント”が到着。ジェレミー・アレン・ホワイトが演じるスプリングスティーンがギターをつま弾き、物思いにふける2枚の場面写真も初公開。

[ステートメント]
この作品はいわゆる典型的な音楽伝記映画ではありません。
最初から私はこの映画を、より静かで、心の内面に迫る物語として捉えていました。ブルース・スプリングスティーンの人生における、きわめて特別で、深くて個人的な時間を描く作品なのです。
1981年末から1982年初頭にかけて、ブルースは「ネブラスカ」を録音しながら、同時に「ボーン・イン・ザ・U.S.A.」の構想を練り始めていました。しかしその時期、彼は幼少期から抱えてきたトラウマとも向き合わなければなりませんでした。
私にとってこの映画は、ブルース・スプリングスティーンの人生全体を語るものではありません。あくまで、あの一瞬を称えること――静けさ、模索、そして感情の誠実さを映し出すことに意味があると考えました。正直に言って、私にとって「ネブラスカ」というアルバムとあの時代は、このプロジェクトが始まるずっと前から特別な意味を持っていたのです。だからこそ、あの時期のブルースの心の内側に入り込み、彼の長年のコラボレーターであるジョン・ランダウとともに歩みながら、その物語の一部をスクリーンに映し出すという機会を得たことは――言葉では言い表せないほどの意味があることでした。私はただ、耳を澄ませ、余計なことはせず、物語そのものに寄り添おうと努めました。
映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』をご覧いただけることを心より楽しみにしています。

――スコット・クーパー(監督・脚本・製作)

 ブルース・スプリングスティーン役を託されたのはジェレミー・アレン・ホワイト。TVシリーズ『一流シェフのファミリーレストラン』(ディズニー+)でゴールデングローブ賞テレビ部門主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を3年連続、エミー賞主演男優賞(コメディ・シリーズ部門)を2年連続受賞、同賞で4年連続主演男優賞ノミネートの快挙を成し遂げた、全世界が最も注目する俳優です。ギター、ハーモニカ、歌唱トレーニングを続け、若き日のスプリングスティーンを体現しています。

 マネージャー、ジョン・ランダウには、『アプレンティス ドナルド・トランプの創り方』で悪辣な弁護士ロイ・コーンを怪演し、2025年のアカデミー賞®、ゴールデングローブ賞助演男優賞にノミネートされたジェレミー・ストロング。ガールフレンドのフェイ・ロマーノにオーストラリア出身の注目女優オデッサ・ヤング、2025年エミー賞リミテッドシリーズ部門作品賞にノミネートされたNetflix『アドレセンス』の切実な演技で同賞主演男優賞にノミネートされたスティーヴン・グレアムが父親を演じています。そして『ブラック・バード』でエミー賞・ゴールデングローブ賞テレビ部門最優秀助演男優賞受賞のポール・ウォルター・ハウザーがサウンドエンジニアのマイク・バトランに起用されています。

 『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』をいち早く観た全米の有力メディアから賞賛の声が続々と発信されています。映画レビューサイト“Rotten Tomatoes”では、驚異の100%というハイスコアをマーク(9月2日現在)。“Deadline”は、「アーティストの魂を探求する、知的で緻密なテンポの旅路を描いた傑作」とし、ジェレミー・アレン・ホワイトの演技に「ホワイトは真似をすることなく、彼の本質を捉えている。しかし、その変貌ぶりはまさに驚異的だ」とし、父親役のスティーヴン・グレアムには「エミー賞に複数ノミネートされた『アドレセンス』でキャリア最大の成功を収めているグレアムは、父親役としてこれ以上ないほどの演技を見せている」と絶賛のレビューを寄せています。

 “THE WRAP”は、「ホワイトのしょんぼりとしたカリスマ性はまさに完璧だ」「スプリングスティーンのファンにとっては、道中、満足感を得られるエピソードが数多くある」「だからこそ、この映画は他に類を見ないほど感動的で、満足感に溢れたロックンロール映画となっている」と、ジェレミー・アレン・ホワイトの演技、隠されたエピソードを語る映画、そしてスプリングスティーンの曲を堪能できる三拍子揃った作品だと太鼓判を押しています。

 “Variety”は、「この作品は、ありきたりな伝記映画ではない」と強調した上で、「ジェレミー・アレン・ホワイトは、スプリングスティーンのトレードマークだった、着古したデニムとノースリーブのTシャツを軽やかに着こなしている」と、自然体な演技が観客の共感を呼ぶだろうと指摘。さらに“Indiewire”は、「首をかしげ、肩をすくめたホワイトは、模倣よりもむしろ喚起に重きを置いている。そして、自らを偽者のように見せることで、言葉では言い表せないほど説得力のあるスプリングスティーンを作り上げている。ボスのペルソナは長らく、自由と重荷を同時に表現する能力に頼ってきたが、『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、ブルースがその二つを両立させる術を学ぶ前の姿を私たちに紹介する。だからこそ、ホワイトは、常に嘘をつかれたと感じている男の誠実さをもって、彼を演じるのだ」と、スプリングスティーンの魂の旅路を見事に演じきったジェレミー・アレン・ホワイトの演技に最大級の賛辞を贈っています。

 今回、スコット・クーパー監督のステートメント到着を受けて、ジェレミー・アレン・ホワイトが演じるスプリングスティーンが、ニュージャージーの自宅でギターをつま弾く場面と、ソファーに座って物思いにふける姿をとらえた場面写真2点が公開。共に伝説のアルバム『ネブラスカ』誕生へとつながる、貴重な場面写真となっています。この時、若き日のスプリングスティーンは何と向き合っていたのか。本編に期待が高まる場面写真となっています。

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©2025 20th Century Studios

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』
2025年11月14日(金)全国ロードショー
20thcenturystudios.jp/movies/springsteen
配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
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