世界的な人気を誇るインディ・ゲーム『UNDERTALE(アンダーテイル)』の発売10周年を記念した公式コンサートの東京公演が、10月12日に東京・文京シビックホール大ホールで開催されました。物語のクライマックスを彩る「夢と希望」や、世界中のファンを惹きつける「MEGALOVANIA」など、ゲームの人気楽曲のフルオーケストラによる演奏と、映像などの演出を融合させたステージに詰めかけたファンは熱狂。ファンからの大きな反響を受け、2026年の公演開催が決定しました。
2026年の公演日程は以下のとおり。2026年1月2日(金)・3日(土)大阪・フェスティバルホール、1月4日(日)福岡・福岡市民ホール大ホール(1日2回公演)、1月10日(土)東京・府中の森芸術劇場どりーむホール(1日2回公演)、2月23日(月・祝)広島・広島文化学園HBGホール(1日2回公演)、3月14日(土)北海道・札幌コンサートホールKitara 大ホール(1日2回公演)。
『UNDERTALE』は、アメリカのトビー・フォックスが開発、 2015年に発売したロールプレイングゲーム(以下、RPG)。「誰も死ななくていいやさしいRPG」と銘打ち、独特な世界観、個性的なキャラクターやユーモア、独創的なストーリー性と完成度の高い音楽によって、日本をはじめ世界中のファンを魅了してきました。とくに、日本では
羽生結弦選手がサウンドトラックの一曲「MEGALOVANIA」を自身のアイスショー「Yuzuru Hanyu ICE STORY 2nd “RE_PRAY” TOUR」で使用したことでも話題となりました。
公演で演奏するオーケストラ「MUSICエンジン」の代表を務める河合晃太のコメントが公開されています。
[コメント](『UNDERTALE』の音楽を取り上げるきっかけは?)「今回コンサートで演奏しているオーケストラ“MUSICエンジン”は、私自身が好きなゲームの音楽を取り上げて活動してきました。なので私自身もちろん『UNDERTALE』は大好きです。このゲームとの出会いは、長年演奏をご一緒しているチェロの大澤久さんから“このゲーム面白いよ”って教えてもらい始めたところ、一日ぐらいですぐにクリアしてしまい、あっという間に好きになりました。ストーリーの構成であったり、いろんなところに遊びごごろがあったり、いろんな作品に影響を受けていることを感じたり……。それなのにバランスがすごくよくて、嫌なところを感じず、ストーリーなどもこっちが思っていることを見透かされているようで、とても魅力的に感じました。」(『UNDERTALE』の音楽の魅力をどんなところに感じますか?)「『UNDERTALE』の音楽は、原曲を聞いて見ると音がぶつかり合ったりしていますが、それを超えていくエネルギーが内包されるように感じます。そうした音楽に、ゲームのストーリーやキャラクターの魅力などが突出せずに、それぞれがバランスよく構成されているので、ゲームの世界に入り込めるんだと思います。それでいて、音楽もしっかりと耳に残るメロディやコード進行があるので、聞いていてとても心地が良いです。今回はフルオーケストラによって、『UNDERTALE』の世界を映像などの演出とともに楽しんでいただければと思います。」(5周年のコンサートと今回のコンサートで、演奏や聴衆など、河合さん自身が変化を感じるところは?)「5周年のコンサートでもそうでしたが、今回もご来場いただいくお客様の集中力がすごく高く、最高の環境を作っていただいています。演奏する自分たちも集中して、程よい緊張感もあって、相乗効果で引き出されるものが多くあると感じています。とくにステージに入るとき、お客様の熱気をすごく感じて一気に気持ちを引き上げられ、一緒にコンサートを作っていただいていると実感しています。」(2026年のコンサートや今後の展望など、メッセージを。)「これまでMUSICエンジンの『UNDERTALE』のコンサートは、東京と大阪のみでの実施でしたが、2026年は東京・大阪だけでなく、広島、福岡、札幌も加わり、各地で演奏できる機会を頂けたことをうれしく思っています。より多くの方々に、『UNDERTALE』の音楽の魅力を伝えられるように頑張ります。2026年もよろしくお願いします。」――MUSICエンジン代表 河合晃太(演奏・オーケストラ代表)