ジャズの歴史を体現し、今年92歳をむかえた現在でも第一線のサックス・プレイヤーとしてステージに立ち続けるリヴィング・レジェンド、
渡辺貞夫。2024年12月に全国5ヵ所で行なわれたツアー〈HOPE -Sadao Watanabe with Strings〉をライヴ・レコーディングした作品『
HOPE FOR TOMORROW』が10月22日(水)にリリース。
本作には「Butterfly」「Cycling」「Only In My Mind」「Sonho De Natal」の渡辺作曲による人気曲に加えて、アルバム『
PEACE』(2024年4月)にも収録された「I Fall In Love Too Easily」は今回新たにストリングスが加わり、彩り豊かに演奏されました。また
フランク・シナトラの歌唱で人気のスタンダード「In The Wee Small Hours Of The Morning」、
バーデン・パウエル作曲「Samba Em Preludio」、
コール・ポーター作曲「I Concentrate On You」等全11曲が収録されます。
リズム・セクションは、アルバム『PEACE』に参加した盤石の日米混合カルテットのミュージシャンたち。人気フュージョン・バンド、
イエロー・ジャケッツのキーボーディストであり、近年は渡辺とのセッション機会も多い
ラッセル・フェランテ(p)、モンク・コンペティションで優勝し、
パット・メセニーや
ウィントン・マルサリス、
ホセ・ジェイムスらとの共演を経て、現代ジャズ・シーンの最重要ベーシストと評される
ベン・ウィリアムス(b)、日本人レギュラー・カルテットのドラマーとして渡辺が全幅の信頼を寄せる
竹村一哲(ds)、また総勢20名となる
押鐘貴之ストリングスが加わり、壮大で大迫力のライヴ・レコーディング作品となっています。
2026年には音楽活動75周年というアニヴァーサリー・イヤーをむかえる渡辺貞夫。2026年1月24日(土)から〈Sadao Watanabe Quartet 2026〉、2月12日(木)から〈CALIFORNIA SHOWER / SADAO WATANABE GROUP 2026〉ツアーもすでに発表されています。ますます活発となる渡辺貞夫の今後の活動に注目です。