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『ブレイキング・バッド』のヴィンス・ギリガン最新作『プルリブス』配信開始 主人公は“ベタコ”のレイ・シーホーン

2025/11/07 12:19掲載
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『ブレイキング・バッド』のヴィンス・ギリガン最新作『プルリブス』配信開始 主人公は“ベタコ”のレイ・シーホーン
 世界中で社会現象を巻き起こし、エミー賞を席巻した米国のドラマ『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』の生みの親である人気クリエーター・脚本家・監督のヴィンス・ギリガンが手掛けるAppleオリジナル・ドラマ『プルリブス』が、「Apple TV+」からサービス名を刷新した「Apple TV」にて2025年11月7日(金)より世界同時配信となります。(シーズン1全9エピソード / 毎週金曜に新エピソード配信予定)

 主演を務めるのは、『ベター・コール・ソウル』のヒロインとして、同作で2度エミー賞ノミネート歴のあるレイ・シーホーン。すでにシーズン2の製作も決定し、世界中のファンが配信開始を待ちわびているところです。物語は、“幸福”で支配された世界を舞台に、笑顔を失った孤独な主人公が人々を救う姿を描いたもの。このたび、主人公ひとりを除いて世界が“満面の笑み”に包まれる、不穏でチャーミングな本予告映像も公開されました。

 シーホーンが演じるのは、ロマンス作家として成功し、ある程度の名声も手に入れたキャロル。一見、幸せな人生を歩んでいるように見えて、ある程度の幸せを感じながら、ある程度の不満も抱えていたキャロルですが、そんな日々が、突然世界が終焉を迎えたことで一変。しかもその終焉は、黙示録的な終わりではなく、微笑みから“始まった”幕を開けます。謎の出来事によって、世界中の人々の心が一つになり、誰もが至福の共存状態に陥る中、たった一人、奇妙な新しい世界で深い孤独を感じるキャロル。彼女のもとには「幸せは手が届くところにある」ということを示すため、ゾーシャ(カロリーナ・ヴィドラ)という女がやってくるも、キャロルが望むのは“幸せ”ではなく、かつての世界。キャロルは、同調するのではなく、抵抗する道を選び、立ち上がります。

 公開された本予告では、終始笑顔を見せないキャロルと、どうにか彼女に“幸せ”を分け与えようとする人々の対比を、不気味でありながらどこかチャーミングに切り取られています。事故現場でも、救急車への搬送の最中でも、キャロルに笑みを向ける人々。そんな中、「あなたが幸せになるなら」と、バズーカや戦車まで用意すると言い出す配送会社のスタッフまで現れます。その極端さが、人々との同調を拒む孤独な主人公の姿をくっきりと浮かび上がらせる予告編となっており、ヴィンス・ギリガンが スリラー×ミステリー×ダークユーモアを融合し、幸福への同調と抵抗を描いた本作の一旦が垣間見える仕上がりです。

 また、主演シーホーンに加え、カロリーナ・ヴィドラ(『スニーキー・ピート』)、カルロス=マヌエル・ヴェスガ(『ハイジャック:フライト601』)が出演し、ゲストとしてミリアム・ショア(『アメリカン・フィクション』)、サンバ・シュッテらも登場。ソニー・ピクチャーズ テレビジョンが製作し、エミー賞受賞のヴィンス・ギリガンをはじめ、WGA賞受賞のゴードン・スミス、アリソン・タトロック、ダイアン・マーサー、アライス・オザルスキ、ジェフ・フロストが製作総指揮を務めるほか、ジェン・キャロルとトリナ・シオピーが共同製作総指揮に名を連ねる意欲作。笑顔が満ち溢れる世界は、果たしてユートピアか、ディストピアか――物語の幕開けに期待が高まります。


画像・映像提供 Apple TV

Apple TV『プルリブス』
Apple TVにて11月7日(金)より世界同時配信開始
シーズン1全9エピソード/毎週金曜に新エピソード配信予定
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