生誕90周年を迎えた指揮者、
小澤征爾の偉業をたたえ、さまざまなレーベルに遺した音源を収録するCD238枚組のボックス・セット『
小澤征爾エディション』が12月17日(水)に発売されます。このボックスに収められる音源の詳細があきらかになりました。
注目の、初商品化となるコンサート音源は、旧
日本フィルハーモニー交響楽団の解散直前、1972年6月に最後の定期演奏会を捉えた「マーラー:交響曲第2番『復活』」、1975年の
新日本フィルハーモニー交響楽団とアンサンブル・タッシによる「武満徹:カトレーン」の世界初演、そして1981年4月の
マルタ・アルゲリッチ(p)をソリストに迎えた新日本フィルハーモニー交響楽団との「ラヴェル:ピアノ協奏曲」「シューマン:ピアノ協奏曲」「ショパン:ピアノ協奏曲 第2番」の3曲。いずれも会場は上野・東京文化会館、エフエム東京が収録・放送した音源です。
アルゲリッチは、今回初収録される1981年のコンサート音源に関して、ボックス・セットに寄稿したコメントで「このたび、私たちが日本で行ったコンサートの録音がセイジの音源として発表されますが、彼が協奏曲のパートナーとして、いかに素晴らしい音楽家であったか、その魅力が十分感じていただけると信じています」とコメントしています。
ユニバーサル ミュージックのウェブサイトでは、このボックスに収められるCD238枚の収録内容が公開されています。