2006/10/24掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
ピート・サンドヴァル(
モービッド・エンジェル)、ジェシ・ピンタード(
ナパーム・デス)が在籍したグラインド・コア/エクストリーム・ミュージックの始祖と言うべきバンド、
テロライザー(Terrorizer)が今年再結成し、8月にリリースしたアルバム『Darker Days Ahead』が
日本盤化(写真:TFCK-87409 \2,520(税込))され、12月20日にリリースされます。本作はグラインド・アンセム「DEAD SHALL RISE」の2006年ヴァージョンが収録されたことでも話題となりました。また、日本盤にはボーナス・トラックが1曲収録されるとのこと。
テロライザーは1986年にL.A.で後にモービット・エンジェルに参加する“ブラスト・ビート・マスター”ピート・サンドヴァルを中心に結成。89年にはデス/グラインド・シーンを飛び越えて現在まですべてのエクストリーム・バンドに大きな影響を与えた名盤中の名盤『World Downfall』をリリース、唯一の音源として残しました。そして2005年からはオリジナル・メンバーが再び揃い、多くのグラインダーが待ち望んでいた17年ぶりの2ndアルバム『Darker Days Ahead』を2006年8月にリリースしたのですが、残念ながらその直後にジェシ・ピンタードが急逝してしまいました。
悲しくもジェシの遺作となってしまったこのアルバム。全編で鳴り響くブラスト・ビートとジェシのなめらかでありながらも不吉で、まがまがしくヘヴィなリフは永遠にこの音源にも遺されています。願わくは名盤『World Downfall』とともにぜひお手元に。