バニラ・スカイ 2010/04/20掲載(Last Update:10/04/21 10:36)
イタリアのバンドが日本でリリースされるきっかけ/礎を築いたと言われる、イタリア・ロック界を代表するバンド、
バニラ・スカイ(Vanilla Sky)。待望の新作
『フラジャイル』が、5月5日に日本先行でリリースされることになりました。本国では、ユニバーサル・イタリアに所属し、テレビCMなどでもお馴染みの国民的バンドとなっている彼ら。傑作と絶賛された1stアルバム
『waiting for something』の爽やかさと疾走感を髣髴とさせる本作『フラジャイル』に注目です!
バニラ・スカイは、2002年3月にイタリア・ローマで結成。自宅のガレージで最初のデモをレコーディングし、同年11月に発表されたそのデモ音源が、2ヵ月でソールドアウトするなど話題を集めました。2003年にはWynona Recordsと契約を結び、スプリット・アルバム『Too Loud 4 You』にForty Winks、Halfway Homeそしてandthewinnerisらとともに参加。この作品はアメリカ、ドイツそして日本でも発売されました。その後リリースされた1stアルバム『waiting for something』は、イタリア、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イギリス、アルゼンチンといったさまざまな地域で高い評価を受け、
オフスプリングや
+44、
アタリスらとも共演。日本でも1万枚を超えるセールスを記録し、日本におけるイタリアのロック・シーンの地位を一気に確立。
2004年1月には同郷のBeerbongとともに来日を果たし、東京、大阪でのライヴを大いに盛り上げました。2008年には2ndアルバム
『チェンジズ』をリリース。
BLINK182 / +44のメンバーであるマーク・ホッパスもレコーディングに参加し、収録曲である「Nightmare」でコラボレーションも実現。同年、<@united vol.4>出演のために再来日を果たし、1st『waiting for something』を凌ぐヒットを記録しました。
ともにプロデューサーとしても活躍するブライアン(vo、g)とヴィンクス(vo、g)は、
HOPES DIE LASTやYOURHEROをはじめ多くのイタリア界隈のバンドを手掛けており、一時期はバンド活動の歩みを止めていましたが、“アメリカのバンドのコピーになってしまった後輩バンドたちの目を覚まさせるため”に再び活動開始。新作『フラジャイル』は、ブライアンとヴィンクスのダブル・ヴォーカルは健在で、よりロック色を増した仕上がりに。また前作では、
リアーナ「アンブレラ」のカヴァーも話題となりましたが、今回は、なんと
レディー・ガガの「ジャスト・ダンス」のカヴァーも収録されています。
発売日の5月5日まで、楽しみに待ちましょう!