日本もそうですが、最近は、世界的にも、ボーナス・ディスクやボーナス・トラックを加えた“スペシャル・エディション盤”がオリジナル仕様盤より後に発売されるという、ファンとしては“非常に困った”現象が多くなってきてますが、本日は、来年1月16日に発売が予定されている、そんな“困った”作品を2作品ご紹介。

　まず、ひとつめにご紹介するのは、今年4月に発売され、ブリティッシュ・ロック・シーンを騒がせたデビュー作同様に人々を感動させた、マンチェスターの新たな星“ダヴズ”の2ndアルバム『ザ・ラスト・ブロードキャスト』（写真右）の来日記念生産限定スペシャル・エディション盤（TOCP-66129）。ダヴズ初となる単独来日を記念して発売されるという今作は、オリジナル盤収録曲に、新たにUSツアー時のライヴ音源を加えたもので、その分、4月発売の日本盤に収録されていたボーナス・トラックは収録されないとのこと。「そりゃ、ないんじゃないの？」と思わずツッコミしたくなる内容ですが、ただ、価格が通常より安めの\2,000(税込)となるそうなので、「ちょっと買おうかなぁ？」と思い始めているのは筆者だけでしょうか？

　そして、ふたつめも、これまた「そりゃ、ないんじゃないの？」とツッコミしたくなるようなものなのですが、すでに以前に、日本独自企画のスペシャル・エディション盤が発売されている、カイリー・ミノーグの『フィーヴァー』が、今度はさらなる進化形を遂げた“ハイパー・エディション”として発売されてしまうそうです（TOCP-66130〜1\2,700（税込））。このハイパー・エディションは、先日UKで発売されたCD2枚組の“スペシャル・エディション盤”（写真左）をさらにグレード・アップしたもので、ニューオーダーの名曲「ブルー・マンデイ」をネタに使った「胸を熱く焦がして」のニュー・ミックスなどの楽曲9曲に加え、4曲のビデオ・クリップをCDエクストラとして収録した、ボーナス・ディスクが新たに付属される予定です。また、Disc1にもボーナス・トラックが加わり、さらにアートワークも今回新装されるとのことなので、もうここまでくると、完全に別の作品と言って良いかも知れませんね？　もう同じアルバムを何枚も買うのは嫌なので、これで打ち止めされると願って購入するとしましょうかね？