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Applicat Spectra、シンガポールでの初ライヴ敢行!

Applicat Spectra   2012/03/14 16:03掲載
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Applicat Spectra、シンガポールでの初ライヴ敢行!
 3月14日(水)に“Limited Disc”「神様のすみか」を発表したApplicat Spectra(アプリキャットスペクトラ)。この前日には、シンガポールで開催されたライヴ・イベント<J-LIVE 〜J-ROCK SHOWCASE A-Sketch SPECIAL〜>へ出演! 初の海外ライヴとなったその模様をお届けします!

<J-LIVE 〜J-ROCK SHOWCASE A-Sketch SPECIAL〜>
〜 オフィシャル・レポート 〜


 Applicat Spectraが新曲「神様のすみか」リリースの前日、3月13日(火)にシンガポールでライヴを行なった。<J-LIVE 〜J-ROCK SHOWCASE A-Sketch SPECIAL〜>と題されたこのイベントは、シンガポールで高まりつつある日本の音楽カルチャーへの関心をさらに盛り上げるべく企画されたもので、Applicat SpectraはA-Sketch所属のロック・バンド代表としてWEAVERとともに招待。両バンドともにこれが初の海外ライヴとなった。

 会場となったライヴ・スペース「WAREHOUSE」には若い世代を中心に約400人の現地オーディエンスが集結。開場の1時間ほど前からできていた長い行列や開演前にステージのスクリーンに流された両バンドのミュージック・ビデオに上がる歓声からも、本イベントの注目度の高さが伺える。

 場内が暗転し、Appricat Spectraのメンバー4人、ナカノシンイチ(b、vo、samplingpad)、ナカオソウ(g)、イシカワケンスケ(g、syn)、ナルハシタイチ(ds)がステージに現れると歓声は悲鳴にも似た熱狂的なものになり、前方の椅子席に座っていたオーディエンスも一斉に立ち上がる。フロアから「カッコいい!」「ありがとう!」といった日本語の声援も聞こえ、メンバーもそんなオーディエンスの様子を見て喜びの笑顔を浮かべる。

 1曲目は、3月14日にリリースされた「神様のすみか」。バンドの煌びやかなポップネスと神秘的な歌詞世界が際立つ1曲だ。ナルハシが打つドラムのキックともにフロアから自然とハンドクラップが起こる。ヘッドフォンを装着したナカノが、スティックでサンプリングパッドを叩きながらキラキラしたイントロに彩りを加え、やがてベースを弾きながら中性的な声色で繊細な美しさをたたえた歌メロを紡ぎ出す。オーディエンスは叫びながら手に持ったペンライトを掲げ、会場の熱量はどんどん上昇していく。

 光彩に富んだシンセの音色、エモーショナルな浮遊感を生む2本のギター・アンサンブル、時にシンプルに、時にグルーヴィーに刻まれるベース・ライン、16ビートとダンス・ビートと巧みに融合させたダイナミックなドラミングが一体となって、彼ら独自のサウンドスケープが構築されていく。ナカノが綴る歌詞は、そのサウンドスケープのなかでミクロとマクロの視点を共存させながら、たったひとつの真理が鮮やかに浮かび上がるドラマとして帰結する。オーディエンスは終始エキサイトしている一方で真剣に歌に聴き入り、言葉の意味をすべて理解できなくとも、バンドが楽曲に込めたメッセージの趣向を体感でキャッチしている様子だった。

 また、MCでは、オーディエンスと日本語と英語をキャッチボールしながらコミュニケーションを取り、和やかなムードに。本編ラストとなる6曲目「セントエルモ」は、やはり現地ファンのあいだでも高い人気を誇っているようで、歌詞を口ずさんでいるオーディエンスも多く見受けられた。

 大きなアンコールに迎えられ、ナカノが英語で感謝の気持ちを述べると、Applicat Spectraを結成し最初に作った楽曲「スターライト」を披露。そして、最後にサプライズが待っていた。ナカノが英語で「今から<セントエルモ>を英詞で唄います!」と告げると、オーディエンスは大興奮。英詞ヴァージョンの「セントエルモ」は、ライヴ全体の多幸感を象徴するように響き渡った。(文:三宅正一)
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