キャスリン・モーゼス 2003/04/16掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
圧倒的な映像センスと、新感覚な設定で“ヴァンパイアもの”に新風を吹き込んだ『ニア・ダーク/月夜の出来事』(1987年)でデビューし、続く『ブルースチール』で映画マニアをノックアウトした女流監督キャスリン・ビグロー(写真はキャスリン・ビグローと顔も名前も瓜二つ!
キャスリン・モーゼスのアルバム)。『ハートブルー』の監督と言えばわかるでしょうか? 一時期はジェームズ・キャメロンの奥方として知られたのも今は昔。とても映画監督とは思えない、女優並みの美人だということはあまり知られてはいないのでは? さて、昨年、ハリソン・フォード/リーアム・ニーソン共演の『K-19』で見事にメインストリームに帰って来た彼女が、早くも新作を撮るそうです! 脚本は『K-19』でコンビを組んだクリストファー・カイル。物語は1893年のシカゴ万博を舞台に、実在したシリアルキラー、H・H・ホームズ医師を主人公にしたサスペンスとのことで、なんだか『ニアダーク〜』の豊かな陰影に近い世界じゃないですか? ワクワクしてしまいますね!? そして、さらに嬉しいニュース! 彼女のフィルモグラフィーで、個人的に最も好きな
『ブルースチール』が、とうとう5月1日にDVD化されます!(KIBF-2017\4,179(税込)) スタイリッシュな映像と、ある意味、尋常じゃない“異常”さを持ったこの作品、女性を主人公にした異常犯罪モノの金字塔とも言えるでしょう! カルトな所がまたイイ! 『K-19』の余波として、思わぬビッグなプレゼントですね! これを機に、『ニア・ダーク〜』や本作を含む『キャスリーン・ビグロー・ボックス』なんてのも出して欲しいですな! その時は劇場未公開の秀作『悪魔の呼ぶ海へ』の収録も忘れないで欲しいです。