新世代ジャズ・ミュージシャンによるプロジェクト、
ネクスト・コレクティヴでの活動でも知られる、アルト・サックス奏者、
ローガン・リチャードソン(Logan Richardson)のメジャー・デビューとなる通算3作目のニュー・アルバム
『シフト』(UCCQ-1044 2,600円 + 税)が10月14日(水)に日本先行でリリースされます。
パット・メセニー(g)や
ジェイソン・モラン(p)が全面参加した話題作です。
現在パリを拠点に活動中のローガンは、1980年、カンザスシティ生まれ。恵まれた音楽環境で幼いころから数多くの伝説的ジャズ・ミュージシャンに学び、16歳でプロとしてライヴ活動を開始しました。19歳でボストンのバークリー音楽大学に進学。2年後には奨学生としてニューヨークのニュースクール大学へ。以降10年間、ニューヨークを拠点に、ジェイソン・モラン、
ステフォン・ハリス、
ジェラルド・クレイトン、
ジョー・チェンバース、
ビリー・ハートら、数多くのミュージシャンと共演。ネクスト・コレクティヴには中心メンバーとして参加しています。これまでに『シリーブラル・フロウ』(2007年)、『イーソス』(2008年)と2枚のリーダー作を発表。
新作『シフト』は、2009年にアルバムのアイディアを思いついたローガンが、各メンバーにコンタクトしプロジェクトがスタート。それから4年の月日が流れ、ついに2013年12月に一同がニューヨークに集結しレコーディングが実現。
ブルーノ・マーズのカヴァー「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」を除き、全曲ローガンのオリジナル。全編、カッティングエッジなムードのなかにも、リリカルでドラマティックなサウンドが展開されています。
メセニーとモランはこの作品が初共演。また、メセニーが自分以外のアーティストのアルバムに全面参加するのは、2006年録音の
マイケル・ブレッカーの遺作『聖地への旅』以来9年ぶり。現代ジャズの重要作の登場です。