ニュース

final、シンガポールのDITAとコラボしたイヤフォン「SHICHIKU.KANGEN」を2月に発売

2020/12/12 15:51掲載
はてなブックマークに追加
final、シンガポールのDITAとコラボしたイヤフォン「SHICHIKU.KANGEN」を2月に発売
 finalは、シンガポールに拠点を置くDITAと共同開発したイヤフォン「SHICHIKU.KANGEN-糸竹管弦-」を2021年2月下旬に発売します。500台限定生産で、価格は298,000円(税込)。finalの直営店「final STORE」とオンラインストア「final DIRECT CHOP」で12月12日より予約を受け付けます。

 「SHICHIKU.KANGEN-糸竹管弦-」のドライバーには、finalのA8000に使われ話題となった、振動板として理想的な特徴を持つトゥルーベリリウムを採用。創業以来、複雑な樹脂成形や加工を得意とするDITAが「広がりのある豊かな低域」を実現するために、ボイスコイルからの引き出し線と振動板との接着方法を開発するなど、「自然に鳴る」音を目指し、お互いにアイディアを出し合いました。また、ケーブルには特殊なオイルをコーティングして導電性を高めた、DITAの「OSLOケーブル」をベースに、芯線の太さ、本数、編み方、被服の厚みなどをさまざまに組み合わせた数十種類の試作から選ばれた「OSLOケーブル Gen.SK」を採用。ふくよかな低音と鮮やかな中高域を実現しています。

 筐体にあしらわれた麻の葉の文様は、ステンレス製の筐体に新開発の特殊な加工技術で0.1mm幅の溝を掘り、伝統技法の「沈金」により輪島の漆職人がひとつひとつ加工したものです。

 12月12日に都内で開催された記者会見で、final代表の細尾満は「職人仕事を愉しむ文化を再興したい」と「SHICHIKU.KANGEN」に込められた願いを語り、DITAとの音作りが「足して2で割ったものになるのはイヤだった」「こちらから出したサンプルキットにDITAの提案があり、それが非常に納得できるものだった。3往復くらいやりとりして素直に決まった」「困ったストーリーはとくにない。コロナで人の行き来が困難だったので、サンプルを送り合うのに時間がかかって大変だった」と最後は記者の笑いを誘いました。ビデオでコメントを寄せたDITA代表のダニー・タン(Danny Tan)は、今回のコラボをホンダとトヨタが手を組んだクルマ作りにたとえ、完成した「SHICHIKU.KANGEN」をfinalとDITAの「信頼と尊敬の金字塔」と語りました。

 また、会見では商品名の「糸竹管弦」とは音楽や楽器の総称として用いられた古語で、DITAから商品名のアイディアとして寄せられた「糸竹」(=箏や笛など和楽器の総称)にfinalが「管弦」を加えたというエピソードも披露されました。

final×DITA「SHICHIKU.KANGEN-糸竹管弦-」
https://snext-final.com/products/detail/SHICHIKUKANGEN
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
[インタビュー] ギターミューズRei デビュー10周年 初のベスト・アルバム発売[インタビュー] 突然、しゃっくりのように曲作りが止まらなくなった… 実力派歌手が初のアルバムを発表 高遠彩子
[インタビュー] ふたたび脚光を浴びる作曲家の新作は、フル・オーケストラによるインスト・アルバム 日向敏文[特集] 「柚木麻子と朝井リョウとでか美ちゃんの流れる雲に飛び乗ってハロプロを見てみたい」アフタートーク
[インタビュー] アーバンで洗練されたグルーヴを鳴らす注目の6人組バンド BESPER[インタビュー] 徹底的に音にこだわった ロックとオーケストラの完全なる“融合” GACKT
[インタビュー] イベント〈The Night Unthreads 〜360° floor live〜〉にも出演 00年サウンド再来、CLW[インタビュー] プロデューサー藤井隆が語る 麒麟・川島明のファースト・アルバム!
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015