多様声と憑依声を持つヴォーカル・コレクティヴ“mzsrz”(ミズシラズ)が、まるで甘いドロップのような中毒性溢れる罠曲「インベーダー」を9月1日(水)にリリース。
今作もmzsrzのプロデューサーである
DECO*27が作詞・作曲を務め、盟友Rockwellがアレンジを手掛けました。
実は「インベーダー」は、mzsrz結成のきっかけとなったオーディション番組『ヨルヤン』の課題曲として話題となった知るひとぞ知る楽曲。その訳は、当時としては異例だった画期的な制作手法にあります。課題曲を発表するにあたり、ヨルヤンの審査員でもあったDECO*27が、twitter上にイントロ・Aメロ・Bメロ・サビのトラックを2種類ずつを公表し、ファンの投票によって各パートが決まり、それを繋げて出来上がったのが本作なのです。最終的には、13,000を超える票が集まり、サビは、たったの15票差(50.4%:49.6%)で現在のヴァージョンに決定しました。
見ず知らずだったメンバーは、ライヴハウスで「インベーダー」を歌唱する最終審査を経て合格、結果、この5人が出会いました。この曲は、まさにmzsrzの原点であると同時に、残念ながら合格に至らなかったオーディション参加者やファンにとってもメモリアルな作品です。
そんな「インベーダー(侵略者という意)」のテーマは「愛情」と「依存」。歌詞は、最後に「嫌だは黙っちゃった」というセリフで括られます。本当は言いたい事があるはずなのに関係性が崩れてしまうことが怖くて、その言葉さえ飲み込んでしまう“僕”は、今日も愛する“君”に侵略されて、バカみたいに溺れていきます。愛情の対象は恋人・友人・家族とそれぞれであっても……人は時にその愛情という脆い感情に依存し、かき乱されます。心ならずも取るバランスの間で生きる“僕”の不安定な心の浮き沈みを、より解像度高く描いた“偏愛”エモ・ロックです。
■2021年9月1日(水)配信開始
mzsrz
「インベーダー」