山口真帆、
岡田結実主演の映画『ショコラの魔法』主題歌の「アンバランス」や、
鈴木ゆうか、
小宮璃央のダブル主演となるテレビ東京ドラマ“水25ドラ”『JKからやり直すシルバープラン』のエンディング主題歌「エコー」のほか、2022年1月より放映の
中村ゆりか主演のテレビ東京ドラマParavi『部長と社畜の恋はもどかしい」』のエンディング主題歌に「フィルター」の起用が決まるなど話題を振りまいているヴォーカル・コレクティヴ“mzsrz”(ミズシラズ)が、初となるライヴ映像を先行公開しています。
mzsrzは、ボカロPや多くの楽曲提供などでも知られ、若い世代に圧倒的な支持を得ている
DECO*27が音楽プロデューサーを務める、“見ず知らずだった私たちから、まだ見ず知らずのアナタへ”をコンセプトとした、大原きらり、作山由衣、実果、ゆゆん、よせいからなる5人組。声にフォーカスした次世代オーディションを勝ち抜いて、2021年1月にデビューし、“1/不特定多数(アノニマスブンノイチ)なボクら〈一人独り〉が暮らす何の変哲もない日常の些細をつづった〈MICRO MUSIC〉”を展開しています。
今回、先行公開となるのは、9月に東京・WALL&WALLで行なわれた無観客非公開となる初ライヴから、デビュー曲の「夜明け」と結成のきっかけとなったオーディション番組の課題曲となった4thシングル「インベーダー」のティザー映像。結成前のオーディション番組の最終審査では、さまざまなシチュエーションに憑依できるだけの“音楽的ダイバーシティ”を表現しうる“多様声”にフォーカスし、それを体現できるとして選出された5人。ダンスもできず、笑顔を振りまくタイプでもないなかで、初めて自分をさらけ出したこのライヴでは、歌への譲れない覚悟や、音楽性を含めて超内向的な性質の強いグループの誠実さとある種の切実さが伝わってくる、歌うことで“バンド”であることも示しているといえます。
ライヴのバックバンドには、エモーショナル・ハードコアを出自とするメンバーも集結。ギターとマニピュレーションを担当してバンドマスターを務める、ダブステップやドラムンベースなどを取り入れたエレクトロ・ロックの先駆者“
sfpr”のFZ、ドラムを担当する、ラウド・バンドのパイオニア“
FACT”や“Ken Band”のドラマーとして活躍するEiji Matsumotoという、2DJ+ドラムスの変則バンド“Radical Hardcore Clique”でも活動する2人に、“
NOTHING TO DECLARE”“JPME”として活動する交流の深いギタリストのMas kimura、“
まふまふ”などのサポートでも知られるベースシストの
白神真志朗、キーボードに“シキドロップ”のピアニストとして活動する
平牧仁が加わり、確かなテクニックと発想でmzsrzの多彩な楽曲アレンジを見事に再現しています。
フル・ヴァージョンは来年公開予定とのこと。歌うことで“バンド”であることを宣言するmzsrzの一端を、このティザー映像で体感しておきたいところです。