ザ・シー・アンド・ケイクのデビューから30年以上が経ち、ソロ・アーティストとしての活動も25年以上となった
サム・プレコップ(Sam Prekop)が9月26日(金)に米シカゴ「Thrill Jockey」からリリースするソロ・アルバム『OPEN CLOSE』より、2ndシングル「A BOOK」が先行配信されました。あわせて、9月26日には「HEADZ」よりアルバムが日本盤でリリースされることも発表されています。
ソロ・アルバムとしては2020年作『
Comma』以来5年ぶり、
ジョン・マッケンタイアとのデュオ・アルバム『
Sons Of』や、独デュッセルドルフの電子音楽家、
ステファン・シュナイダーが主宰するレーベル「TAL」からリリースされたソロ作『
The Sparrow』からは約3年ぶりとなる本作。
録音はサム自身、ミックスはサムとザ・シー・アンド・ケイクのバンドメイトでもあり、
トータスの新作も控えるジョン・マッケンタイアが担当し、マスタリングは現行のアンビエント・シーンや
坂本龍一とのコラボレーションでも知られる12k主宰の
テイラー・デュプリーが担当。『Sons Of』で実践されたリズム重視の構成を取り入れ、サムによる2010年作『Old Punch Card』以降のインスト作品としては最もリズミカルで、サムの本質でもあるメロディのセンスはより研ぎ澄まされ、複雑かつ繊細なサウンドながら、かつてないほどポップな仕上がりに。また、ジャケットに使用されている写真、およびバックカバーに使用されているドローイングは、共にサム本人によるものです。
サム・プレコップは5月31日に米・サンフランシスコにて、9月に来日公演も控えるアンビエントの巨匠、
ララージとの初のツーマン公演を行なっており(それぞれのソロと共演ライブを披露)、この公演に向けて作曲された楽曲がこのアルバムに収録されています。
なお、日本盤のみ完全未発表の新曲のボーナス・トラック2曲が追加収録されます。このボーナス・トラックもテイラー・デュプリーがマスタリングを担当しています。
Sam Prekop by the artist