谷山浩子が、他アーティストへの提供楽曲を公開録音したアルバム『
フェニックスで弾き語り〜初セルフカバー曲集2〜』を9月10日(水)に発売します。この度、アルバム全曲ダイジェスト・トレーラーが公開。また、手塚プロダクション公認「火の鳥」ジャケットの先着購入特典も決定しました。
今作は、1983年から2012年の間に他アーティストへ提供した楽曲(アイドル、声優、漫画、ミュージカル、ジブリ映画、等)や、自身の音楽劇の楽曲からセレクト。2025年5月の大阪 ザ・フェニックスホールでの公開レコーディングによる会場録りおろしのピアノ弾き語り音源に、
佐藤研二によるベース、
石井AQの打ち込みドラム、谷山浩子本人による打ち込みをプラスした10曲。そして、その原曲となる「会場弾き語りver.」から7曲をボーナストラックとして収録した全17曲のCD2枚組アルバム。
この度公開したトレーラーでは、谷山浩子がプロデュースした声優の
岩男潤子のアルバム『
kimochi』に収録された「翼になれ」(1997年)からスタート。その後、アルバムの曲順通り、
小林千絵の3rdシングルとなった「水色のカチューシャ」(1983年)、
手嶌葵の1stアルバムであり、スタジオジブリ映画『
ゲド戦記』のイメージ・アルバムでもある『
ゲド戦記歌集』収録の「ナナカマド」(2006年)、今回CD初収録となった自身の音楽劇『
谷山浩子の幻想図書館 Vol.3 〜アタゴオルは猫の森〜』劇中歌の「乾杯!」(2005年)。
宮崎美子のアルバム収録曲「私の心はハンバーグ」(1983年)、斉藤由貴の「永遠のたそがれ」(1988年)。そして
島田歌穂本人からオファーがあったというミュージカル『二十四の瞳』のテーマ・ソングとなった「一枚の写真〜二十四の瞳〜」(2012、2013年)。谷山浩子の高校の後輩という人気少女漫画家・
水沢めぐみ作品集のイメージ・アルバムのために書かれた「雨傘ワルツ」(1988年)。再び、手嶌葵への提供曲でスタジオジブリ映画『
コクリコ坂から』の挿入歌「紺色のうねりが」(2011年)。最後は
石川さゆりに提供した「少女」(2012年)で締めくくられます。
年代を超えて各分野から求められてきた谷山浩子の多岐に渡る楽曲を収めた本作は、公開レコーディングで収録されたピアノ弾き語りが元になっており、会場の観客とともに生まれた温度のある空気感を音源から感じることができます。そしてその音源に佐藤研二のベース、石井AQの打ち込みドラム、谷山本人による打ち込みが重なり、谷山浩子の音楽の世界を深く広げています。トレーラーは本編Disc1の10曲の紹介となっていますが、アルバムのDisc2には、トラックを重ねる前の会場録りおろしのピアノ弾き語りヴァーションをボーナストラックとして7曲収録。公開収録のネイキッド音源も併せて楽しんでいただけます。また、ライター田中稲によるレコーディング会場の様子も含めた特別寄稿のアルバム先行ライナーも公開されました。
そして、谷山浩子本人の「フェニックスといえば、手塚治虫先生の『火の鳥』でしょう」というリクエストから、生前の
手塚先生と谷山浩子とのご縁もあり、今回のスペシャルジャケットが実現。この経緯については今作のブックレットのセルフライナーでも語られています。そして、先着購入特典はこの「火の鳥」デザインのポストカードに決定。
さらに、今アルバムの発売に合わせて、谷山ファン恒例のコンサート〈谷山浩子・猫森集会2025〉(9月12日[金]、14日[日]、15日[月・祝])と、今年は名古屋(10月3日[金])、大阪(11月8日[土])、仙台(11月20日[木])、神戸(12月6日[土])、東京(12月20日[土])で開催する〈谷山浩子ソロライブツアー2025〉も決定。現在の谷山浩子の歌声を聞きにぜひ足を運んでいただきたいところです。