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暴動クラブ、飛びあがったり踊りまくったりの〈暴動集会・第二回〉ライヴ・レポート到着 新曲も初披露

暴動クラブ   2025/04/23 18:05掲載
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暴動クラブ、飛びあがったり踊りまくったりの〈暴動集会・第二回〉ライヴ・レポート到着 新曲も初披露
 暴動クラブが、4月22日(火)に東京・恵比寿リキッドルームにてワンマン・ギグ〈暴動集会・第二回〉を開催しました。

 RCサクセションのカヴァー「つ・き・あ・い・た・い」をはじめ、新作カヴァーEP『VOODOO SEE、VOODOO DO』の収録曲からビートルズローリング・ストーンズ、T.レックスアンダートーンズまでカヴァー曲を多く演奏したほか、新曲も初披露し、満杯のフロアを沸くに沸かせた一夜のレポートが到着しています。

[ライヴ・レポート]
 暴動クラブは夢だ。誰もが憧れるロックの夢だ。いまどこにもないロックンロールをやっている暴動クラブのようなバンドがヒットしたら、おそらく音楽シーン最大の事件になるだろう。4月22日に恵比寿リキッドルームで開催された暴動クラブ ワンマン「暴動集会・第二回」を観た後にそんなことを感じた。

 平日にもかかわらず、満杯のフロア!年齢層は広いと言われていたが、昨年のクアトロワンマンより若い子が急増し、飛びあがったり、踊りまくったり、ロックのライブに相応しい一夜となった。

 伝説の博多のロックバンド サンハウスのカバー「LEMON TEA」からスタートした21才のロックンロールバンドのショーは、文字通りロックがロールする、めくるめく快感を呼び起こす90分!特筆すべきは全22曲中8曲がカバーだったことだ。ロックンロールバンドにとって、カバーはオリジナルと同じテンションで、時として、カバーが最重要ナンバーとなる。ビートルズの「ツイスト・アンド・シャウト」やストーンズの「タイム・イズ・オン・マイ・サイド」はあまりにも有名だが、日本でも忌野清志郎の歌う「デイドリーム・ビリーバー」は世代を超えて聴かれて、歌われている。

 その忌野清志郎が率いていた史上最高のロックンロールバンドRCサクセションのカバー「つ・き・あ・い・た・い」を筆頭に、サディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにおねがい」とT.Rexの「20th Century Boy」の日英グラムロック・スタンダードや、北アイルランド出身のThe Undertonesによる永遠のパンクロック・アンセム「Teenage Kicks」、さらには今年で36年のキャリアを持つ日本のロックバンド Theピーズの「生きのばし」等、突出したロックンロール・センスで選び抜かれたカバー曲がショー全体のムードを作っていた。 

 それというのも、今月2日に発売されたカバーEP「VOODOO SEE,VOODOO DO」の売れ行きが好調で、オリコンのインディーズアルバム週間ランキング(4/14付)では第8位、メジャーのJポップ、洋楽を含めたオリコンROCKアルバムランキング(4/14付)ではサザンオールスターズ、the HIATUS、ONE OK ROCK等、強豪ひしめく中、第19位となり、見事2部門で堂々チャートインした。

 このカバーEPは暴動クラブの新しいオリジナルアルバムといっても過言ではない名作で、もはやカバーとかオリジナルとかいった既成概念を超え、いま一番新しいロックンロールとして輝いている。まだの人はぜひ聴いてほしい1枚だ。

 カバーだけではなく、もちろんオリジナルも出色で、本編のクライマックスに放った「ロケッツ」「欲望」「Born to Kill」「止められない」の4連発!オーディエンスで波打つフロアが一気に爆発!アンコール・ラストの「シニカル・ベイビー」では、会場全体が武道館のようなムードとなり、暴動クラブがロックンロールを一般層へ誘うビッグな存在になることを確信した。

 さらにこの日、初披露された新曲2曲に度肝を抜かれた。後半の起爆剤となったハード・ドライヴィング・ナンバー「LOVE GENERATOR」と、アンコール・ラストに急遽1曲追加したリズム&ブギ「ダリア」。いままでありそうでどこにもなかった、まるで未来からやってきたロックンロール!早くもリリースが待ち遠しいとの声が集まっている。

 今週末は2年連続出演となったARABAKI ROCK FEST 2025、今年は前夜祭に出演! 6月8日LINECUBE SHIBUYAからRED WARRIORSとのツーマン・ツアーがはじまる!暴動クラブのロックンロール物語は続いていく。今夜、リキッドで見た夢が正夢になる日も近い。


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撮影:有賀幹夫

暴動クラブ official site
voodooclub.fanpla.jp
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