ボサ・ノヴァを基調にしたサウンドで絶大な人気を誇りながらも、一昨年惜しくも解散を表明した台湾のインディ・ポップ・ユニット、自然捲（ナチュラル Q）。そのヴォーカリスト、Waa（ワー）こと魏如萱（ウェイ・ルーシュエン）が昨年リリースした待望のソロ・アルバム『甜密生活（La Dolce Vita）』が日本でも発売決定！（azur-04 税込2,100円／3月26日発売）

　“甘い生活”と題されたこの作品は、アルゼンチン、スペイン、中国、日本、ドイツ、アメリカ、そして自国台湾と、世界中のインディー・ポップ・ソングのカヴァーに自身の曲を加えた構成となっています。中でも注目はTim Hecker、Florian Heckerと並び称される“世界3大Hecker”（今考えました）、ドイツのMaximilian Heckerによる書き下ろし曲。Kitty Yoの看板アーティストである彼の楽曲はアンニュイなWaaの歌声にぴったり。日本からは森田童子「僕たちの失敗」のフランス語カヴァーで知られる国内外問わず人気のフレンチ・ポップ・ユニットのmondialitoが参加。全面にわたってプロデュースも手掛けています。

　近いようで遠い、なかなか知る機会のない台湾の音楽。この作品をきっかけに触れてみてはいかがでしょうか。