ひさびさの新曲「Elderberry Wine」を5月に発表したノースカロライナのロック・バンド、ウェンズデイ(Wednesday)が、数々のメディアで年間ベストに選出された前作『Rat Saw God』以来、2年半ぶりのニュー・アルバム『ブリーズ』を9月19日(金)に発表します。プロデューサーは前作に続きアレックス・ファラー。収録曲の「Wound Up Here(By Holdin On)」が公開されています。
フロントマンのカーリー・ハーツマンは公開された「Wound Up Here(By Holdin On)」について、「この曲は、ウェストバージニア州の小川で遺体を引き上げなければならなかった友人の話から、インスピレーションを得ている。溺死した人がいたのだが、流れのせいで数日かけて浮上したそうだ。〈I wound up here by holdin on(しがみついてここまで来た)〉というのは、友人のEvan Grayの詩集『Thickets Swamped in a Fence-Coated Briars』の一節だ。以前、ツアー中に読むようにと、彼は私とジェイク(MJ レンダーマン)にプレゼントしてくれたその詩集の一節が本当に素晴らしいと思い、それを拝借して、残りの部分を自分の言葉で書き下ろした」と語っています。
新作では文学的な暗示とアウトローの気骨と、場所に焦点をあてた詩と身の毛もよだつようなノイズがパッチワークのように巧みに融合しています。アルバムは前作同様、地元ノースカロライナ・アッシュビルのDrop of Sunで制作。ハーツマンはデモ音源をスタジオに持ち込み、メンバーとともに、カントリーの真実味、インディ・ポップのフック、ノイジーなスラッジを絶妙なバランスで盛り込み、楽曲を作り上げました。