20年来の知り合いという箏奏者の
八木美知依と作曲家の
藤倉大が、デュオ・アルバム『
微美(Bibi)』を3月18日(土)に発表します。藤倉がアーティスティック・ディレクターを務める「ボンクリ・フェス」でもたびたび共演してきた2人は、コロナ禍のパンデミックによる外出自粛期間中、ロンドン(藤倉)と東京(八木)にいながらリモートによるコラボレーションを通じてアルバムを完成させました。『微美(Bibi)』は国内盤のほか、
ブッゲ・ヴェッセルトフトが1997年に設立したノルウェーのJazzland Recordingsからも発売中です。
八木の箏と藤倉のシンセサイザー / エレクトロニクスで録音された『微美(Bibi)』は、2020年10月、ロンドンの藤倉が新しく手に入れたモジュラー・シンセサイザーと自由な時間を使って、東京在住の八木を誘い、オーディオファイルの交換を通じて制作したものです。音楽的に相性の良い2人は、あっという間にアルバム一枚分の楽曲を完成させました。
アルバム・タイトルとなった“微美”は八木の造語で、“微妙に美しい”の意。収録曲の多くは瞑想的でアンビエントですが、エッジが利いた挑戦的なものもあります。すべての楽曲が2人の共作。箏とシンセサイザー / エレクトロニクスという歴史に何千年もの差がある楽器が、時代を超越した響きを聞かせます。