新年早々、世のロック・ファンに「おぉ、今度はこの曲が!!」との思いを抱かせたこのCMですが、意外にこの曲を知らない人が多いのですね。かなりショック。この曲は、エリック・クラプトンが、ボビー・ウィットロックらと結成したグループ“デレク・アンド・ドミノス（Derek And Dominoes）”の「いとしのレイラ（Layla）」です。クラプトンの代名詞的曲であり、ギタリストとして参加しているオールマン・ブラザーズのデュアン・オールマンとの競演も有名。ここで歌われている“レイラ”とは、当時のジョージ・ハリスンの奥方のことなのですが、その辺りの逸話に関しては、この曲を収録したドミノス唯一のオリジナル・スタジオ作品『いとしのレイラ（Layla & Other Assorted Love Songs）』（70年）の日本盤解説などをご参照ください。