イギリス・スコットランドのパース・アンド・キンロス、バラード(Balado) の空港跡地で毎年7月中旬に行なわれている野外ロック・フェス<T in the Park>を舞台に、“実際にフェスが行なわれている最中に撮影する”という企画のもと撮影が行なわれた体験型ロック&ラブ・ストーリー映画『One Night One Love』。11月3日(土)からの全国公開に先駆け、8月18日(土)に行なわれる<SUMMER SONIC 2012>の会場でプレミア上映が決定しました! 詳しくはサマソニのオフィシャル・サイト(www.summersonic.com/2012)をご覧ください。
――人気絶頂のエレクトロ・ポップ・デュオ“ザ・メイク”のシンガー、アダム(ルーク・トレダウェイ)はイギリス最大級の野外ロック・フェス<T in the Park>に颯爽とやって来た。ところがバックステージで、売り出し中のガールズ・パンク・バンド“ダーティー・ピンクス”のヴォーカル、モレロ(ナタリア・テナ)と大喧嘩に。そして信じられない偶然から、2人は手錠で繋がれてしまう……。手錠を外す手だてが見つからないまま、アダムとモレロはそれぞれの恋人やバンド・メンバーを巻き込んで熱狂渦巻くフェスで一夜を過ごすことに。最初は犬猿の仲だった2 人は行動を共にするうちに少しずつ揺れ動き始めるのだった――。
2010年にスコットランドで行なわれた<T in the Park>に、キャストや撮影クルー、エキストラが集結。フェスの観客同様に会場でキャンプを張って寝泊まりしながら、たった5日間で撮影されたという本作。ゴシップやミステリー・ジェッツ、モデスト・マウスなど、まるでサントラのように遠くから聴こえてくる演奏は、すべて本物のライヴ・サウンド(ニュートン・フォークナーはライヴ・シーンに加えて本人役で出演も)。本物のバンドにひけをとらないザ・メイクとダーティー・ピンクスのライヴ・パフォーマンスも見どころですが、中でも手錠に繋がれたままアダムとモレロがステージで共演するシーンは本作のハイライトのひとつ! 音楽に熱狂する大観衆や関係者が集まるバックステージなど、ロック・フェスの雰囲気も臨場感たっぷりに、ドキュメンタリー・タッチでスリリングなラブ・ストーリーが展開。なお、音楽監督はヴァセリンズのユージン・ケリーが起用されています。
※11月3日(土)渋谷シネクイントほか全国ロードショー! ■『One Night One Love』 監督:デビッド・マッケンジー 音楽監督:ユージン・ケリー(The Vaselines)、ブライアン・マッカルパイン 出演:ルーク・トレダウェイ、ナタリア・テナ、マシュー・ベイントン、ルタ・ゲドミインタス、アラステア・マッケンジー、ギャビン・ミッチェル、ソフィー・ウー 提供:GREENROOM / 配給:グラッシィ