今年デビュー40周年を迎えた歌手で俳優の
南野陽子(58)が、12月18日、グランドプリンスホテル新高輪「飛天」にてディナーショーを開催しました。
本公演は、12月1日のホテル日航金沢を皮切りに、東京・大阪・福岡・宇都宮を巡るディナーショー全国ツアーの一環。40年にわたる芸能活動の中で、今回が初となるディナーショー開催となり、会場には多くのファンが詰めかけ、満席となりました。
南野は今年、40周年を記念した全国ツアー・コンサート〈YOKO MINAMINO 40th Anniversary 〜ALL singles〜 “楽園のDoor”〉を開催。全会場ソールドアウト、チケット入手困難となるなど、変わらぬ人気ぶりが大きな話題を呼んでいます。
豪華なディナーがひと段落した頃、会場がゆっくりと暗転。BGMが流れる中、幕が開くとクリスマスを思わせる赤色の華やかなドレス姿で南野が登場し、「八重歯のサンタクロース」を披露すると、客席からは大きな歓声が上がりました。
歌唱後、南野は「ここ飛天でのディナーショーにお越しいただき、ありがとうございます。今年40周年を迎えましたが、今回が初めてのディナーショーなんです」と挨拶し、会場は温かな拍手に包まれました。
数曲のパフォーマンスを終え、南野が一度ステージを後にすると、重低音の効いた楽曲が鳴り響き、突如としてファッションショーがスタート。SNSで話題の人気メンズモデルユニット“おじフェス”の4人、加藤章太郎、
久保田裕之、TARO、直樹が洗練されたスーツ姿でランウェイを歩くと、会場からは驚きと歓声が入り混じったどよめきが起こりました。
ディナーショーの中でファッションショーが披露されるのは極めて異例の演出。終盤には、歌唱しながら再登壇する南野と、おじフェスの4人が交錯する演出が展開され、まるで男女がすれ違う舞台芝居のようなドラマチックな構成に会場からは感動の拍手が巻き起こりました。
“おじフェス”は、人気メンズモデル4人によるユニットで、スーツ姿でコミカルに踊る動画がSNSで大きな注目を集めた存在。現在はファッション誌や企業広告など、各方面から引っ張りだことなっています。
このファッションショーについて南野は、「この飛天という大きな会場で何をやろうかなと考えていました。そこでファッションショーをやろうと思って、大人気のモデルのおじフェスさんにお願いさせていただきました。後ろから惚れ惚れと見ていました」とコメント。
また、おじフェスの久保田は、「ここにいるみなさんが温かく迎えてくださって、楽しかったです」と話しました。
ディナーショー終盤には、新曲「君が笑う日。」を歌唱。歌詞は南野自身が手がけたとのこと。サビには「君はオバさん、僕はオジさん」という印象的なフレーズが盛り込まれています。おじフェスとともにコミカルなダンスも披露し、観客は手拍子や振り付けを真似するなど、大きな盛り上がりを見せました。なお、新曲のリリースは現時点では未定とのこと。
最後に「今日はどうもありがとうございました。とっても楽しい時間が過ごせましたし、みなさんからたくさんのパワーをいただきました」と集まったファンへの感謝を述べ、ラストに「大切な人」を歌い、大きな拍手の中でステージを締めくくりました。
ディナーショーは今後、12月26日(金)ホテルニューオータニ大阪、12月28日(日)グランドハイアット福岡、2026年2月23日(月)ホテル東日本宇都宮にて開催予定。
ディナーショーでファッションショーを行うという新たな試みは、今後のディナーショーの在り方にも一石を投じるものとなりそうです。デビューから40年を経てもなお進化を続け、ファンを魅了し続ける南野陽子。その存在感から、今後も目が離せません。