先日閉幕した〈第66回カンヌ国際映画祭〉コンペティション部門にて審査委員賞を受賞、さらなる注目を集めている『そして父になる』(10月5日より全国公開)。
是枝裕和監督が帰国し、成田空港にて帰国会見を実施しました。
是枝監督は今回の受賞の実感として、「帰国早々空港の通路にカメラマンの方がいらっしゃったので、こういうことだなと実感しております(笑)」とコメント。また、カンヌでは、「パーティはあまり時間がなかったのですが、何人かとお話できました。
スティーブン・スピルバーグさんは、『そして父になる』は映画祭の期間中なにかしらの賞から外そうと思ったことはなかったといってくれましたし、
ニコール・キッドマンさんは上映を観て泣いていらっしゃったようで、心に届く話、女優二人が特に素晴らしかったと話してくれました。作品を誉めていただけるのは大変光栄なことです。今回のカンヌはコンペにタイプの違った2作品が選ばれているし、審査員にも
河瀬直美さんが参加されているということもあり、例年よりも日本国内で注目されていたと思います。“日本”として映画祭との関係性を強く築いていくと、作品を観てもらえるというステージに立てるので良いことだと思いますね」と語っています。