この度、映画『やがて海になる』のアザー・ポスター、予告編が完成。さらに、
超☆社会的サンダルが本作のために書き下ろした主題歌「おとなになったら」が初解禁となりました。
本作は、短編映画『ある役者達の風景』が、NHK『おはよう日本』などで大々的に取り上げられ、その後長編映画として完成、同年9月に東京・渋谷ユーロスペース他全国公開され話題となった
沖正人監督が生まれ故郷を舞台に、自身の実人生を投影したヒューマン・ドラマ。
広島県の西部、瀬戸内海島嶼部に位置する江田島市。そこで生まれ、これまで一度も島から出ることなく暮らしてきた修司(
三浦貴大)は数年前、父親が突然死した事にずっと責任を感じ、島から離れずうだつの上がらない生活を送っていました。そんなある日、東京に出て映画監督として活躍している幼馴染みの和也(
武田航平)が、故郷の江田島を舞台に映画を撮る事をテレビで知ります。同じ頃、2人が思いを寄せていた同級生の幸恵(
咲妃みゆ)も、そのニュースを見ていました。3人の人生が再び交錯する中、和也が監督する映画の撮影がスタート。それは亡くなった和也の母が遺した、ある願いを叶えるためでもあり…というストーリーとなっています。
この度完成したアザー・ポスターには、瀬戸内海を見下ろせる高台で、雨に打たれた高校時代の主人公たちが見つめ合うカットが大きく切り取られ、「あの海が憶えている――」というコピーと共に、遠い日々を懐かしむ大人になった彼らの顔が並んでいます。
同時に公開となった本予告は、物憂げな表情で海に浮かぶ修司(三浦)の姿から始まり、同級生で映画監督になった和也(武田)が故郷で映画を撮ることを告げる記者会見の様子、その中継を見つめる幸恵(咲妃)の姿など、大人になり、それぞれの葛藤を抱えながら生きる彼らと対比するように、眩しいぐらいに煌めいている若き日の彼ら(市村優汰・後藤陽向・川口真奈)の姿が写し出されます。そして、悩みながらも撮影に挑む監督の和也の「ヨーイ、スタート!」をきっかけに、
超☆社会的サンダルの本作のために書き下ろした主題歌「おとなになったら」が登場人物たちを包み込むように流れ、迷いながらも次の一歩を踏み出そうとする彼らを、後押ししてくれるような予告編となっています。また、追加スチールも公開されています。
『やがて海になる』は、8月29日(金)より広島・八丁座、9月5日(金)より広島・呉ポポロシアターにて先行上映決定。10月24日(金)より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開となります。
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