エクストリーム・ミュージック・シーンで存在感を放つフル・オブ・ヘルによる、約2年半ぶりのスタジオ・アルバム。オルタナティヴ的な自由さが目立つなか、グラインド／ハーシュの要素も織り込んだサウンドを楽しめる。

米・ロサンゼルス出身のシンガー・ソングライター、ローレン・クラマーのデビュー・アルバム。温かく美しい歌声とウィットに富んだ歌詞、誘惑的な美や芸術性を感じさせるサウンドは、オールド・ハリウッドのレジェンドたちを想起させる。

エレクトロポップ・バンド、ポリジのデビュー・アルバム。フランク・オーシャンやThe xxを手がけたデヴィッド・レンチが共同プロデュース。インディロックにダンス・ミュージックをぶつけ、優しさと超越感を兼ね備えた新感覚のダンスポップを聴かせる。

ブラジル発のパワーメタル・バンド、アウロ・コントロールのデビュー・アルバム。ジェフ・スコット・ソートとコラボした「Not Alone」やANGRAのドラマーのアキレス・プリースターが参加した「The Harp」など、豪華ゲストにも注目だ。

イギリスの男性シンガー・ソングライター、ジョン・ブロムリーが1969年に発表した唯一のアルバム。美しくフォーキーなナンバーからめくるめく展開のサイケポップ、ウキウキ弾むビートまで、“一人ホワイト・アルバム”のような味わいを誇る名盤だ。

中世をテーマにしたフォークメタル・バンド、フォイヤーシュヴァンツの結成20周年を記念したベスト・アルバム。歴代楽曲から選ばれた代表曲の英語版に加え、「ヴァルハラ・コーリング」のカヴァー、新曲「ザ・アンホーリー・グレイル」などを収録している。

2004年発表の7thアルバムのエクスパンデッド＆リマスター盤。オリジナル・トラックのリマスタリングに加え、B面曲、デモ音源、アウトテイクを収録。それまでのパンクロック的アプローチから、シンセやピアノを導入し、アレンジの幅を拡大した作品。

タイ北部の都市ナコーンサワンで活動するシューゲイズ／ポストハードコア・バンドのデビュー・アルバム。重厚なギターが鳴り響く冒頭のナンバーからエモーショナルなシャウトを披露する楽曲、ドリームポップ・チューンまで、熱さと冷たさが交錯する内容だ。

アース・ウインド＆ファイアーの創設者兼リーダー、モーリス・ホワイトが生前にプロデューサーのプレストン・グラスとのセッションで録音していた秘蔵音源をCD化。キャッチーなメロディがこれでもかと詰まった、まさにヒットメイカーの面目躍如たる内容だ。

USオルタナ／シューゲイズ・バンド、ブラッシングの3rdアルバム。ライドのマーク・ガードナーを再びエンジニアに迎え、サイケデリアと甘美なポップさに加え、さらに密度の高いロック・サウンドを実現。元スマパンのジェフ・シュローダーが参加している。

ブリティッシュ・ハードロック・バンド、FMが結成40周年のタイミングで発表する14thアルバム。今作でもいぶし銀的な古きよき伝統の英国ロックを聴かせており、アニヴァーサリーにふさわしい力作に仕上がった。

米・ロサンゼルスのシンガー・ソングライター、ジェシカ・プラットの6年ぶリ、4枚目のアルバム。従来のアコギ・サウンドに加え、『ペット・サウンズ』のような60年代のポップ・ヒット曲を彷彿とさせるオーケストラ・アレンジを展開している。

ニジェール共和国のサイケヒーロー、エムドゥ・モクターの2024年作。ブレイクした2019年作『アフリク・ヴィクティム』の世界ツアーを終えた後に録音。よりラウドにより速くワイルドに進化。政治的なメッセージもより強く打ち出した内容となっている。

英レーベル〈トゥルー・ソーツ〉の新鋭アーティスト、ソフィー・ホウズことスロウによるデビュー・アルバム。フルート、鍵盤、ギターなどのさまざまな楽器を手に、セッション録音を繊細にコラージュした現代的なサウンドスケープを味わえる。

ステレオフォニックスのフロントマン、ケリー・ジョーンズの17年ぶりにして通算2作目となるソロ・アルバム。ノルウェーの人里離れたスタジオで録音され、バンドも含めて、キャリア初の全編自身が弾くピアノ主体の楽曲を収録。静謐で、パーソナルな一枚だ。

米・ニューヨーク発の世界的兄弟デュオによる、前作からわずか1年というスパンでのリリースとなる5枚目のアルバム。『ドゥ・ハリウッド』期のスタイルを再訪した、細部への鋭いこだわりが詰まったサウンドを楽しめる。

メタルコア・バンド、アトレイユの9枚目のアルバム。メタルからパンク、オルタナティヴ、80年代クラシックロック、インダストリアル、ヒップホップなどさまざまなジャンルを採り込んでいる。不安、憂鬱、自己信頼、愛、存在証明について率直に語った一枚。