CRCK/LCKSのリーダーを務めながらも、
TENDRE、
Chara、
土岐麻子、
中村佳穂、
Tempalayなど名だたるアーティストからのオファーを受ける一方、東京パラリンピック開会式、TBS・ソニックブランディング、Amazon Prime Video『MORE THAN WORDS』音楽制作など、縦横無尽な活動を繰り広げる音楽家・小西遼のソロ・プロジェクト“象眠舎”が、2年4ヵ月ぶりに新作シングル「あのうたがきこえる (feat. Ema & 吉田沙良 (モノンクル))」を5月17日(水)にリリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。
今回、象眠舎がフィーチャーするアーティストは日本を代表する実力派シンガー・吉田沙良(
モノンクル)と、卓越した表現力の持ち主であるミュージカル女優 / ジャズ・シンガーの
Ema。“あのうたがきこえる”と題名の通り歌い上げられる今回のポップ・バラードは、象眠舎ライヴで演奏され続けてきた中、ファンからは勿論のこと、共演者からも熱望されていた作品の音源化です。人との別れをテーマに8年前に作曲されましたが、時の流れ、特にコロナ禍を過ごす中でさらにその感情が浮き彫りになったと、本人コメントからも読み取れます。
歌唱を担当するのは吉田沙良(モノンクル)とEma。誰もが認めるその実力に加え、作曲当時から本楽曲を歌い続けてきた経験から、シンプルかつ普遍的なテーマからリスナーの心に深く届けます。これまで象眠舎として発表してきたトラックでも、様々な形態での演奏が試みられてきましたが、今回は象眠舎本来の形でもあるライヴ時と同じ10人による最大編成にて録音されました。
この渾身のバラード・ポップを心地よくグルーヴさせるのは、ギター、ドラム、ベース、キーボードからなる4リズム、加えてヴァイオリン、チェロ、ファゴット、トランペット、トロンボーンという豪華絢爛な編成。彼ら・彼女らもまた日本を代表する名だたるアーティストたちのライヴや制作において活躍する腕利きの音楽家であり、その演奏だけでも細部まで楽しむことができます。力強いリズムセクションのビートと、鮮やかに紡がれる管弦の絡み合いは、作詞曲でなく、編曲においても豊富な経験によって鍛え上げられた小西の手腕が発揮されています。
吉田沙良とEmaによる濃厚な歌唱とバンドによって編み上げられた象眠舎渾身の新曲は、唯一無二かつ極上の音像を立ち上げます。コメントに書き添えられた「いくつかの音源」も待ちきれません。
また、象眠舎のSNSでは、本楽曲のティザーが公開中とのことなので併せてチェックしてください。
[コメント]象眠舎、これからいくつかの音源をリリースします。
第一弾は「あのうたがきこえる feat. 吉田沙良(モノンクル) & Ema」です。
この曲を、最高に素敵なシンガーふたりと録音できたこと、
日本最高峰の音を作る仲間たちと練り上げて作れたこと、
本当に誇りに思います。やっとお届けできます。
去年スタジオに入ってから一切の妥協なく、丹念に仕上げました。
良かったら、ぜひ聴いてみてください。
僕らはいつも出会いと別れを繰り返し、
苦しみながらも、諦めることなく生きてきました。
音楽は、そんな僕らに寄り添うささやかな伴侶です。
挫けそうな時に、時には烈しく鼓舞し、
また時には柔らかな毛布のように心を温めてくれる。
この曲は、そんな優しさに溢れています。
ステージに立つ度に別れを告げた仲間たちへ想いを馳せ、
それからいつも、こう考えてしまいます。
「振り向けば、まだそこにいるような気がする。」
きっといるんだ、僕らがそう感じるときには。
いつもの街角で、また、あのうたがきこえますように。――象眠舎 主宰 小西遼