4人組ロック・バンドのレトロリロンが、2026年1月28日(水)に自身初となる1stフル・アルバム『コレクションアローン』をリリースします。
『コレクションアローン』には、2025年リリースの「UNITY」「ラストハンチ」「バースデイ」のメジャー3作品に加え、12月3日(水)リリースの初のラヴ・ソング「僕だけの矛盾」と新録4曲を含む、全8曲を収録。CDはFC限定盤、初回限定盤、通常盤の3形態で展開し、限定版には4月6日に東京・EX THEATER ROPPONGIにて行なわれた〈RETRORIRON 3rd EP『アナザーダイバーシティ』RELEASE ONEMAN TOUR 2025〉のツアー・ファイナル映像をフルパッケージしたBlu-rayが付属。こちらも初の映像作品となっており、超満員の会場にてメジャー・デビューを発表したモメンタルなライヴを収めた永久保存盤となっています。FC限定盤は、さらにオリジナルラバーバンドも同梱。リリース記念イベントのほか、各店舗で異なる購入特典もあり、予約受付もスタートしています。詳細はオフィシャル・サイトにてご確認ください。
これに合わせて、アルバム・ジャケットも公開。8色の石を枯山水のような砂上にレイアウトしたデザインとなっており、“今”を生きるリスナーに寄り添い、感情を深く揺さぶるレトロリロンのアルバムがどのようなメッセージを届けてくれるのかにも注目です。
また、同アルバム収録曲「バースデイ」のミュージック・ビデオがYouTubeにて公開。主人公の男性に起こる出来事、些細な選択や気付きによって人生が変化していく様子が描かれています。
さらに、2026年3月より『コレクションアローン』を携えて全国10ヵ所を巡るワンマン・ツアー〈RETRORIRON ONEMAN TOUR 2026〉を開催予定。これまでにない新たな姿が見られそうなワンマン・ツアーのチケットは、イープラスにて12月1日(月)まで3次先行抽選を受け付けています。
そして、アルバム『コレクションアローン』について、レトロリロンのメンバーの涼音(vo,g)は、次のようなメッセージを寄せています。
[メッセージ]「アルバムを作らないと意味がない。」気付いた時にはその言葉を放っていた。
近年、サブスクリプションの台頭により昨今の音楽シーンではシングル曲をコンスタントにリリースすることが求められ、音楽がとてつもないスピードで消費されていく時代へ突入したと感じています。そして、アルバムというものの役割は“シングル曲の再集合”のようなものに変化しつつあるとも感じています。
CDの役割も少しずつ変化している現代において、アルバムを出すことの意義、そして意味はどこにあるのでしょうか。正直なところ、僕は“ミュージシャンのエゴ”だと思っています。この“我儘”を今回は突き通させてもらうことにしました。前作のEP3部作以降、自分は何を書きたいのか、世間にとってどういう音楽家でいたいのか少し迷っていました。毎日が目まぐるしく進む中、僕自身も自分の音楽を消費していたように思えます。そんなことを考えていた電車の中でふと、今回のアルバムタイトルが思い浮かんだことを今でも覚えています。3部作を経て、得たものを携えながらまた「インナーダイアログ」に立ち戻ろうとそう考えたんです。そこからは夢中でメモ帳にどういうアルバムを作りたいか、筆を走らせていました。
それから数ヵ月、次作に関する議題がバンド内で出た際にマネージャーの「次作もEPで良いと思います。」という言葉を遮って僕はこう言いました。
「アルバムを作らないと意味がない。」
正直リリース時期を逆算して制作日程を組んでも間に合わないのではないかという意見も出ましたが、僕はそんな状況にもワクワクしていました。
これほどまでに音楽への、そして自分への渇望がまだ多くあることに興奮していたのだと思います。
元来、僕たち人間の感情は言葉では表せないほどの複雑性を持っています。
それぞれの感情が混ざり合いながら常に自己の中でひしめき合っている。
僕は、その一つ一つの感情と今までよりもより深く、自分の価値観や偏見を超えて向き合う為に8曲を書き下ろしました。全てこのアルバムの為に書いた曲たちです。
一曲一曲が、それぞれの感情一つをフォーカスして触れられるよう、向き合えるように。
今の僕自身が求めていたことをいつも通り、僕の為に書きました。
沢山ある自分の感情を、いつか自身の心の中の置きたいところに置けるようになる為のアルバム。
もしあなたにとってもそんな作品になったのなら“我儘”を突き通してよかったなと思えます。
