壮大なスケールと緻密な人間描写で熱烈な支持を集める、巨匠・
北方謙三の小説『水滸伝』。シリーズ累計発行部数1,160万部を超える大河小説の金字塔が、ついに映像化。連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』は、日本ドラマ史上“規格外”のスケールで描く叛逆の群像劇。主人公・宋江役の
織田裕二をはじめ、
反町隆史、
亀梨和也、
満島真之介、
波瑠、
松雪泰子、
佐藤浩市、
玉山鉄二ら豪華キャストが集結。腐敗した世に抗う“はみ出し者”たちの闘いを、現代にも通じる「理不尽な権力への怒り」や「仲間との絆」とともに描き出す前代未聞のスペクタクルが、2026年2月15日(日)より放送・配信開始となります。そしてこの度、物語を貫く“魂”となる主題歌が、
MISIAの新曲「夜を渡る鳥」に決定。その主題歌入りの本予告映像「革命編」が完成。さらには、超豪華キャストが一堂に会した本ポスター・ヴィジュアルが公開されました。
昨秋の制作発表以降、織田裕二を始めとするキャストを解禁する度に、豪華さとその確かな演技力への期待から大きな話題を呼んできた本作。そしてこの度、作品世界をより深く、力強く彩る主題歌が決定しました。主題歌を歌うのは、日本を代表するアーティスト・MISIA。1998年「
つつみ込むように…」でのデビュー以降、その圧倒的な歌唱力で支持を集め、2021年の東京オリンピックの開会式では国歌を独唱。その最大のヒット作が2000年に放送され社会現象になった月9ドラマ『
やまとなでしこ』の主題歌「
Everything」。2000年代の女性アーティストのシングルとして最大規模の売上を記録、現在に至るまで国内外のミュージシャンにカヴァーされ続ける名曲ですが、その『やまとなでしこ』で演出を担当していたのが本作『北方謙三 水滸伝』の
若松節朗監督。
本作では、若松監督たっての「MISIAさんにぜひお願いしたい」という希望でオファー。その理由を「理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語だからこそ、エンディングでは、彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと思った」と語っています。MISIAもその熱意を受けて快諾。オファーを受けた際には「初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていました。しかし、この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある“信じること”“抗うこと”“生き抜くこと”を、静かに見つめ直す時間でもありました」と語っています。こうして『やまとなでしこ』以来の26年ぶりとなる若松節朗監督×主題歌・MISIAという強力タッグが結成されました。
完成した主題歌のタイトルは、「夜を渡る鳥」。作曲は今年でデビュー60周年を迎えたシンガー・ソングライターの
加藤登紀子。MISIAへの楽曲提供は初。作詞は「
残酷な天使のテーゼ」の
及川眠子、編曲は『
シン・ゴジラ』の
鷺巣詩郎が手掛けています。主題歌チームで、ドラマのシナリオと映像をみた上で制作。今作のために書き下ろされたこの楽曲は、ストリングスが奏でる壮大な音色と、力強くも未来への希望に満ちた歌詞が合わさり、MISIAの真骨頂とも呼べる感涙の一曲に仕上がっています。「時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになれば嬉しいです」と語るMISIA。完成した楽曲を聞いた若松監督は、「この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援歌”として寄り添ってくれていると感じました。その感動は、かつてドラマ『やまとなでしこ』で主題歌〈Everything〉を初めて聴いたときの気持ちが蘇るほどでした」と大満足。「ドラマの最後のピースが、すべて揃った」と熱くその想いを語りました。
ついに、豪華キャストが次々と登場するドラマの本編映像と、MISIAの歌う主題歌「夜を渡る鳥」が重なる主題歌入り本予告映像「革命編」が完成。腐敗がはびこる世にも正義を信じる主人公・宋江(織田裕二)と、彼が記した“世直し”の書『替天行道』に導かれ集った、叛逆の英雄で“動”の頭領・晁蓋(反町隆史)、“武”の化身・林冲(亀梨和也)、建国の英雄の末裔で正義の武人・楊志(満島真之介)、そしてその伴侶の済仁美(波瑠)。さらに、武を極めし孤高の師・王進(佐藤浩市)、乱世に翻弄されるスパイ・馬桂(松雪泰子)ら、現実に絶望しながらも未来への希望を眼差しに宿す梁山泊の面々が登場します。一方、動乱の世にあって苦しむ民のために立ち上がろうとする彼らの前に、今ある国家を守るため、その志を潰そうと目論む李富(玉山鉄二)ら強大な敵が立ちはだかります。
完成した予告編では、宋江の「叛乱だ」というセリフに続き、“替天行道”の旗が映し出されます。宋江とその旗のもとに集結した者たちが、巨大な国家に対してついに叛乱の狼煙をあげたタイミングで、MISIAが歌う主題歌「夜を渡る鳥」が挿入されます。理不尽な時代を変えようと仲間とともに戦う彼らの怒りと希望に、力強く、そして伸びやかなMISIAの歌声が寄り添い、戦いの日々が幕を開けます。日本全国17都府県・50ヵ所以上のロケ地を巡り、総移動距離約2万5,000km(なんと地球半周分以上!)。約8ヵ月間をかけて撮影された映像の壮大さも相まって、予告編だけでも魂が揺さぶられること必至です。
あわせて公開された本ポスター・ヴィジュアルでは、宋江(織田裕二)、晁蓋(反町隆史)、林冲(亀梨和也)、楊志(満島真之介)、済仁美(波瑠)、王進(佐藤浩市)、馬桂(松雪泰子)、そして李富(玉山鉄二)ら超豪華キャストが一堂に競演。天上からそれぞれが信じる正義を訴え、「あなたはどうするのか」と問いかけてくるかのような、圧倒的な迫力を放っています。さらに、ポスター・ヴィジュアル公開にあわせて、作品の世界観が凝縮された、熱量あふれる場面写真セットも一斉公開されました。
理不尽な権力に踏みにじられ、絶望の底にいた者たちが、宿命に抗い立ち上がる。やがてそれは巨大なうねりとなり、世を動かしていく――。豪華キャストが紡ぎ出す前代未聞のスペクタクル、その幕がついに上がります。連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』は、2026年2月15日より放送・配信開始。
[コメント]主題歌のお話をいただいたとき、初めはこの世界観を歌いこなすのは非常に難しいと感じていました。
しかし、この作品と向き合う時間は、自分自身の内側にある「信じること」「抗うこと」「生き抜くこと」を、静かに見つめ直す時間でもありました。
時代や立場は違っても、人が人として抱える想いや葛藤、そして仲間を想う気持ちは、今を生きる私たちの心にも確かにつながっていると感じています。
この歌が物語の世界とともに皆さんの胸にそっと寄り添い、登場人物たちの生き様や想いを、より深く感じていただくきっかけになれば嬉しいです。――MISIA本作は、理不尽な時代に抗い、叛逆の闘いに身を投じていく漢(おとこ)たちの物語です。
だからこそエンディングでは、そんな彼らを大きな愛で包み込むような楽曲が必要だと考え、真っ先にMISIAさんにお願いしました。
すぐにご快諾いただき、とても嬉しかったですね。
完成した「夜を渡る鳥」を聴いた瞬間、この作品に生きる者たちを、あたたかく、そして優しく包み込みながら、確かな“応援歌”として寄り添ってくれていると感じました。
その感動は、かつてドラマ「やまとなでしこ」で主題歌「Everything」を初めて聴いたときの気持ちが蘇るほどでした。
実際にドラマの映像に当ててみると、その心地よさが際立ち、作品の世界と完璧に重なっていく。
「北方謙三 水滸伝」というドラマの最後のピースが、すべて揃ったと思います。――若松節朗監督©リズメディア
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