2006/08/23掲載(Last Update:08/03/31 17:57)
90年代初頭に放送された、
大橋巨泉司会のバラエティ番組『ギミア・ぶれいく』にて大々的にフィーチャーされ大反響を呼んだ、群馬県赤城山中の「徳川埋蔵金」。徳川幕府の末期、時の大老・井伊直弼の命により埋められたと言われる「御用金360万両」を求め、番組では
糸井重里らによる大掛かりな発掘作業を行なったものの、埋蔵金に直接繋がるような発見はなく解散に。が、その同番組にも参加し、明治16年以来、祖父子三代120年にわたり探索し続けている「水野家」では、現在もなお発掘作業を進行中。そんな「水野家」の現在の当主・水野智之を追ったドキュメンタリー作品『あたえられるか否か 〜徳川埋蔵金120年目の挑戦〜』が
渋谷UPLINK Xにて9月9日より上映開始されます!
本作は、監督自身が水野氏の家業である看板制作を手伝いながら赤城山に住み込み、3年にわたって撮影。祖父から受け継ぐ、埋蔵金発掘の宿命を背負わされた男の発掘事業を軸に、祖父子3代の発掘の歴史、一攫千金を夢見て赤城山にやってくる人々などを紹介しています。発掘ポイントを指し示し「全ての謎は解けた」と語る氏、「はっきり言います、水野以外出ません!」と自信タップリに語る氏、そんな氏の哲学・生き方に焦点を当て、なぜ埋蔵金を掘り続けるのか? 発掘することにどういう意味があるのか?を解き明かしていきます。
上映は、渋谷UPLINK Xにて9月9日から10月6日まで、
大阪シネ・ヌーヴォXにて10月7日よりそれぞれ予定されています。なお予告編も公開されている
本作の公式HPでは、埋蔵金発掘(看板制作を含む)を手伝える方を若干名募集していますので、氏の哲学・生き方に心惹かれた方は思い切って体験してみては?